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朝起きられないのはワガママ?身体がだるいのは低血圧のせい?

 

「毎朝、起きるのがつらい」「身体がだるくて朝は引きずるようにおきる」

 

低血圧だと朝おきるのがツライですね。

 

「低血圧で起きられないなんて単なる甘え!」「思い込みにすぎない!」と厳しめな意見もあります。実際に、低血圧でも朝おきれる人もいますから。「私は起きれる」といわれるとぐうの音でません。

 

 

でも、気のせいや甘えが原因で、これほど多くの人が起きられないのも不思議と感じませんか?皆が全員、気のせい?甘えん坊集団?

 

今回は、朝スッキリ起きれない理由・原因をお伝えします。血圧はバッチリ関係していましたよ。

 

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目次

低血圧の人の血圧の数値は?

 

低血圧は最高血圧が100mmHg以下 最低血圧が60mmHg が目安です。

この範疇に血圧の数値が当てはまらなくても症状がでる人もいます。そのため、あくまで「目安」とされています。

 

単なる数値ではなく、症状で考えてくださいね。

 

低血圧の人ってどういう人?

 

低血圧の人は2タイプ。それぞれ低血圧の症状が違います。

  • ・常に血圧が低いタイプ
  • ・立ち上がった時に血圧が低いタイプ

 

それぞれ、タイプ別に特徴や症状を説明します。

 

 

常に血圧が低いタイプの特徴・症状

 

  • 自律神経の働きが弱い
  • 内分泌系の働きが弱い
  • 心臓が弱い

このような傾向があります。ここで注目したいのが「自律神経の働き」の部分。

 

 

自律神経の働きが弱いと交感神経と副交感神経が、うまく入れ替わりません。朝、眠りから覚めるタイミングでバチっとスイッチが入れ替れば、朝からバリバリ活動できます。

上手く入れかわらないから、スッキリ起きられない。

 

自律神経の働きが弱いのは一般的に「若い女性」「子供」が多いので、「起きれないよ~」という言葉が、成熟した大人には甘えに聞こえるのではないかと推測します。

 

 

立ち上がった時に血圧が低くなるタイプの特徴・症状

 

具体的にどれくらい低くなるかというと

収縮期血圧で20mmHg以上、拡張期血圧で10mmHg以上の低下
(起立後3分以内) Wikipediaより

 

これは起立性低血圧症と呼ばれる病気の1つです。

 

起立性低血圧症の症状は?

 

 

常に血圧が低いタイプよりも、症状は深刻です。

 

小さいお子さんだと、学校にいけないという状態になるほどです。「甘え」「ずる休み」といった厳しい目線でみられるため、つらいですね。

 

 

起立性低血圧症って何科にいけばいいの?

 

起立性低血圧症専門のクリニックがあります。ですが、残念ながら数は多くありません。

「元気がない」「ストレスを抱えてる」「元気がない」といった症状から心療内科と考えがちですが、低血圧症は神経系の分野です。

 

 

お住まいの地域の神経内科で相談をしてくださいね。

 

 
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低血圧を治す方法はないの?

 

自分でできる低血圧を治す方法は「生活習慣の改善」ですね。元々の体質ですから、治すという目標だと、ハードルがかなり高くなります。

 

低血圧を治すのではなく、ひとまずは「朝、起きられないのを何とかする」。

これを、ひとまずの目標にしてください。

 

 

朝、起きられるようにするにはどうしたらいいの?

 

ズバリ、自律神経の働きが鈍くなる行動を控える。

具体的には、

 

【自律神経の働きが鈍くなる行動】

  • 夜更かし
  • スマホ・ゲームを寝る前にする
  • 休日の夜更かし寝坊など不規則なリズム

 

 

「夜更かし上等!」「寝ながらスマホ当たり前」こういった生活だと自律神経の働きが弱くなります。

 

 

低血圧でない人でも、夜更かしをすれば翌朝おきるのがツライのは当然です。生活の改善の努力せずして「朝おきられない」といっていれば、傍でみている人間からすれば「低血圧だから起きられないなんて、甘えじゃね?」と捉えられても仕方ないです。それが現実です。

 

 

確かに、夜更かしやスマホは魅力的ですが、自分自身の生活を振り返ってください。簡単に改められるのなら、それに越したことはありません。

 

 

それでも朝おきてすぐツライ時には?

 

もって生まれた体質や、馴染んでしまった生活習慣を改善するのは時間がかかります。

やっぱり朝がツライと思う時には、こんな方法を試してみてください。

 

【交感神経へのスイッチをいれる方法】

  • 朝おきて朝日を浴びる
  • 朝おきて一杯の水をのむ
  • 朝おきてから布団の中で足首をうごかす

明日からでも、すぐに取り組めるものばかりです。

 

まとめ

 

低血圧で朝起きられないのは、甘えやワガママではありません。ですが、身体の痛みや辛さは本人にしかわからないですし、他人は厳しい目線でジャッジしてきます。

 

 

なにより自分自身が、毎朝ツライ思いをしているのなら、是非とも生活習慣の見直しに取り組んでください。