この記事は約 4 分で読めます
- 投稿 更新
- 健康の悩み

カフェインを口にすると眠れなくなると聞きますが、一方で「カフェインで眠れなくなるんなんて嘘じゃないの?」という意見も耳にします。
実際、私はカフェインを口にすると眠れなくなりますが、夫は平気な様子です。カフェインをとると眠れない、という情報は本当なのでしょうか。
今回は、カフェインと睡眠の関係について調べましたので情報をシェアしますね。
カフェインで眠れないのは嘘?
カフェインをとると眠れなくなる理由は、カフェインの身体の中の働きによるものですカフェインは身体の中にはいると、人の眠気を感じる部分をブロックします。
人は日中活動をしていると、眠くなる物質「アデノシン」が増えていきます。この「アデノシン」が一定の量になると、人は眠気を感じるのですが、カフェインは身体の中にはいると「アデノシン」を感知する部分をブロックしてしまうのです。
この「カフェイン」がブロックの働きをしてる時には、人は眠気を感じにくなります。眠気は先送りになるだけで、決してなくなるわけではありませんので、ご注意を。
「カフェインで眠れないなんて、嘘じゃないの?」という方は、以下の可能性があります。
- ・カフェインのブロックが効きにくい体質
- ・ブロックの時間が短い体質
もし、カフェインが効きにくい体質だと、薬に含まれているカフェインの効果も期待薄になってしまいます。総合感冒薬や鎮痛剤には、痛みなどの症状を和らげるために「無水カフェイン」が含まれています。
⇒『無水カフェインとカフェインって?違いをわかりやすく解説します。』
単に、「コーヒー飲んでも寝れちゃう」という次元の話ではありません。体質として、カフェインが聞きにくいのなら、自分自身で知っておく必要がありますね。
カフェインで眠れない 量や時間は関係してる?
カフェインの入ってる飲み物の代表格は「コーヒー」ですが、コーヒー以外にも様々な飲み物に含まれています。
飲料100ml当りに含まれるカフェイン量の目安です。
- 緑茶(玉露) 180mg
- 紅茶 50~80mg (抽出時間などにより変わります)
- コーヒー(インスタント) 70mg
- 抹茶 50mg
- 緑茶(煎茶) 30mg
- ほうじ茶 30mg
- ウーロン茶 30mg
- 番茶 15mg
- 玄米茶 15mg
カフェインレスコーヒー(ノンカフェインコーヒー)0.1~1mg (カフェイン除去率により変わります)
上記以外にも、エナジードリンクや、栄養ドリンクにもはいってますよ。実は清涼飲料水やガムにも入ってるんです。コーラにもはいっていて「夜にコーラ飲むと寝れないんだ」という悩みを持つ人もいます。
【過去記事】⇒夜コーラを飲むと眠れない?嘘のような納得の理由。
結局、様々な飲み物に含まれているカフェインですが、含有量の違いがあるので、「コーヒー飲んでも全然平気!眠れちゃうよ」という人は、下記の理由が考えられます。
- ・カフェインの含有量の少ない飲み物を飲んでいる
薄いコーヒーや、少量のコーラに含まれるカフェインなら、さほど睡眠に影響がないですからね。
眠気覚まし以外の「カフェイン」の作用
またカフェインには眠気覚まし以外にも、下記の作用があります。
・トイレに行きたくなる
- ・疲労感を軽減してくれる
またカフェインは依存性も高いので、「コーヒーを飲まずにはいられない」という状況なら、まさに「カフェインが効いている証拠」です。
上記のカフェインの作用がでていれば、自覚がないだけで「カフェインの効果」は出ているはずです。
あとは、飲む時間も関係しています。体質にもよりますが、朝飲んだコーヒーが夜まで聞いてるというわけではありません。
⇒『カフェインは睡眠の何時間前ならOK?どうしても夜コーヒーが飲みたい夜は?』
まとめ
友達のおばあちゃんは、昔から午後3時のおやつと一緒に、うすーいインスタントコーヒーを、一杯飲んだだけで、夜寝れなくなるそうです。おばあちゃんはコーヒーが好きで、飲みたがるらしいのですが、さすがに家族が止めてるみたいです。ちなみに今年99歳(笑)嗜好性の高いカフェインにハートをつかまれちゃってますね。
結局は、年齢や体質や、カフェインの入ってる飲み物の種類などで、効果の現われ方が違うだけです。「カフェインを飲むと眠れないなんて、全くの嘘」ではなく、本当ですよ。
コーヒーを飲んで眠れなくて困っている方へ対処法の記事を書きました。眠れない方はこちらをどうぞ。
