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夏は、昼が長く、夜が短い季節です。一年で昼の長さが一番長い日を「夏至」と呼びます。この「夏至」の日は、いってみれば活動時間がピークになる日。
明るければ、皆、活動しますものね。
今回は、この夏至がどのように睡眠時間に影響を及ぼすかを説明したいと思います。
普段は意識しませんが、日照時間と睡眠は大きく関わっていますよ。
夏至と睡眠 夏至とはなんですか?
夏至は、昼間が一番長い日です。どうやって夏至がきまったのかを簡単に説明しますね。
まず、太陽が移動をする道(黄道)を24等分をしたものを二十四節気とよびます。
この24のポイントには、季節の変わり目を表すそれぞれ名前がついています。「春分」や「秋分」などは馴染み深いですね。「夏至」や「冬至」は、その二十四節気のうちの1つでです。二十四節気が書いてあるカレンダーもありますので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。
わかりやすいように図で説明します。下記の表は季節を表しており、半時計回り。1年を一周としてイメージとしてください。
出典:Wikipedia
一年の内で一番昼が長いポイントが「夏至」一年で一番夜が長いポイントを「冬至」といいます。上の表ですと、サークルの一番頂点が「冬至」、サークルの一番下が「夏至」になってます。表をみると、一番下の「夏至」から、一番上の「冬至」がありますね。
一番下の「夏至」からスタートしましょう。右半円を上に登っていく流れで、昼間の時間が短くなっていきます。そして、一番上の「冬至」から下へ「夏至」に向け、左半円に下に下がっていく流れで昼間の時間が長くなります。
こうやって、昔の日とは、「暦」として、季節の移り変わりや日照時間を、生活の目安としていました。今は電気があるので、あまり日照時間を意識することはありませんね。
夏至と睡眠時間の関係 眠れない理由
夏至の日は、一年をとおして、昼の時間が一番長いたため人が活動をするピークです。ですので、この時期は一年の平均の睡眠時間より少ない時間でも活動できるともいわれています。
私たちの体が自然のサイクルに自然に適応しようとしている証拠でもありますね。
「夏至」から「秋分」までの間に健康上で注意したい点
2018年の夏至は6月21日。ここから、秋分の日9月23日までの間に、少しずつ日照時間が短くなっていきます。そして秋分の日で、昼と夜の長さが同じになり、その日を境に少しずつ夜の方が長くなっていきます。
秋になると急激に眠くなるのは、こうした「夏至」をピークにした夏の活動量の疲れが一気にでるからです。
夏の寝苦しい季節が過ぎ、過ごしやすい季節になりつつある秋風が、眠りを誘うのは当然なのですが、単に「秋だから眠い」のではありません。夏の疲れを秋に挽回し、身体を休息させようとする人間の元々備わっている本能のような物です。
夏をどのように過ごすかによって、疲れの蓄積度は変わります。夏と秋の季節の変わり目の「秋分」あたりに、どっと疲れがでて、眠くて仕方ないということにもなりかねません。
夏至の時期は、ちょっとくらい睡眠時間が短くても無理がききますが、無茶は禁物。人間の睡眠は、太陽の動きや季節によって影響を受けるということを念頭に置いておきたいですね。まとめ
これから夏の季節、夏休み控えた学生さんは、とにかく楽しい事いっぱいで眠るのも惜しいといった感覚なのでしょうか。大人も、ビアガーデンや花火など、夜のイベントも沢山あります。こういった夜ならではのイベントも、冬と比べ盛り上がりますから、自然と睡眠時間は短くなるのも、なんとなくわかる気がします。
夏はワクワクするような楽しいイベントが沢山ありますが、夜更かしは程々にして、身体を休めましょう。秋が身体にこたえますよ。
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