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- 健康の悩み

コーヒーよりも、どちらかというと紅茶の方が好きなので、寒い季節になると紅茶を良く飲みます。でも、そこでちょっと疑問を感じたことが。
「アールグレイとか、ダージリンとか。紅茶の種類によってカフェイン量って違うの?」
さすがの庶民の私でも、紅茶に種類があることくらいはしってます(笑)
不眠症気味な私からすると、できればカフェイン少な目のものを選びたいのですが、いまいちよくわかりません。
ネットで調べてみると、私と同じ疑問をお持ちの方が何人かいらっしゃるようだったので、調べた結果をシェアしたいと思います。素朴な疑問を解決するため調べましたが、勉強になりました!
紅茶のカフェイン含有量は?
まず、紅茶に含まれているカフェインの含有量は
- 紅茶 約 30mg
茶葉5gに熱湯360mlを加え1.5~4分浸出
紅茶にもカフェインは結構、含まれてるんですよ。このカフェインの含有量は抽出の方法によって違いがでます。
カフェインは紅茶の種類によって違いはあるの?
結論からいうと紅茶の種類によってカフェインの含有量に違いはありません。
ここでいう紅茶の種類というのは
- ダージリン
- アッサム
- セイロン
という生産地が製品名になっているものや、等級をしめす
- オレンジペコ
などのことを示します。
これらは、茶葉の生産地や品質を示す言葉なので、これだけではカフェインの含有量をスパっと区分けできません。
ただし!これらの紅茶の中でも「特別な抽出方法」でカフェインレスにしている商品があれば、それはダージリンでもカフェインレスですし、セイロンでもでもデカフェ紅茶だったりします。要は、カフェインの含有量は、紅茶の種類というよりも「商品によって違いがある」ということ。
つまり、
- A社のダージリン紅茶にはカフェインが含まれていても
- B社のダージリン紅茶にはカフェインが含まれていない
という事があるわけです。
紅茶と緑茶でカフェインの含有量に違いはあるの?
さらに突っ込んで考えると「紅茶と緑茶」にカフェインの含有量の違いはあるかどうかですよね。確か、もともと同じ茶葉だったはず。調べてみると、
緑茶、ウーロン茶、紅茶などのお茶は、全て学名が「カメリアシネンシス」というツバキ科の茶の樹からできています。この樹の生葉を乾燥・発酵させてつくる際、発酵度合いによって、緑茶、ウーロン茶、紅茶などさまざまな種類のお茶になります。
- 引用:サントリーHPより
発酵の状態によって、出来上がりが違うことがわかりました。
- 紅茶・・・完全発酵
- 緑茶・・・不発酵
という図式が成り立ちます。
もともとは、原料は同じ茶葉なワケですから、今までの話の流れだとカフェインの含有量は違いがない、というオチになるんだと思ったのですが、
結果はこちら。緑茶に含まれているカフェインの含有量は
- 玉露 約 160mg
(茶葉10gに60℃の湯60mlを加え2.5分浸出)
- 煎茶 約 20mg
(茶葉10gに90℃の湯430mlを加え1分浸出)
参考:一般社団法人全日本コーヒー協会
緑茶の種類によって違いが大きかったため「紅茶」VS「緑茶」で単純な比較はできませんでした。
そもそも、「緑茶」とは様々なお茶をまとめた呼び名で
- 煎茶(せんちゃ)
- 玉露(ぎょくろ)
- 番茶(ばんちゃ)
- 抹茶(まっちゃ)
- 焙じ茶(ほうじちゃ)
など、ものすごく幅があります。
これらの茶葉は、日光を遮断して栽培するものや、日光を遮らずに栽培したものなど、それぞれに栽培過程に違いがありました。そのためカフェインの含有量にも違いがあるんですね。うーん。すごく奥が深く、私が考えたほど、カフェインの比較は単純ではありませんでした。
緑茶を選ぶときには、茶葉によってカフェフィンの違いが大きいので注意してくださいませ。
紅茶のカフェインは妊娠中や授乳中は避けるべき?
妊婦さんや授乳中のママは、紅茶や緑茶は避けた方がいいといわれてますね。
一般的に、紅茶や緑茶に含まれるカフェインやタンニンが、身体に影響を及ぼすからといわれています。寒い冬、暖かい飲み物で「緑茶」「紅茶」「コーヒー」がNGとなると厳しい。こちらの記事にノンカフェインに関する飲み物の一覧表をまとめたのですが⇒ノンカフェインの飲み物は?飲み物や効能の一覧表まとめ
- 「やっぱり飲みなれた「紅茶」や「緑茶」がのみたい」
- 「近所に変わった飲み物なんてうってない」
- 「自分しか飲まない商品を買っても困る」
など、事情もある方も、いらっしゃるかと思います。そんな場合には、「カフェインレス」「デカフェ」などの表示がされている商品を手にしてください。
完全にカフェインゼロではありませんが、ゼロに近い状態の商品を口にできますよ。安心してに「紅茶」「緑茶」「コーヒー」を飲んでくださいね。
まとめ
ペットボトルで紅茶や番茶を購入するときには、すでに製造過程でカフェインレスにしている商品も多く発売されています。カフェイン量を気にするなら、茶葉の種類ではなく、「デカフェ」「カフェインレス」などの表示がされてるかどうかで、商品を選んでくださいね。