私が初めて化粧品を買った数十年前。化粧水は必ずコットンでつけるんだよ、と美容部員の人に教わりました。
が、時は流れ、数々の化粧品をためしましたが、「手でパッティング」「コットン必須」と、それぞれの美容部員の方によって指導が違い、結局、化粧水の付け方を今だ40代になっても迷走中。
そこで今回は、化粧水をつける時にコットンでつけるメリットを調べました。化粧水をつけるのは、コットンか手か?迷っている方に向けて、情報をシェアしたいと思います!
目次
化粧水はコットンでつける?それとも手?
化粧水をコットンでつけるかどうかは、
- 化粧水の種類によります。
ですので、まず化粧水をつける時に「コットンか手か」で迷ったら
- 販売員(美容部員)に聞く
- 商品の説明書をみる
など、きっちり商品の特徴にあった付け方をしてください。手で温めて使うタイプの化粧水もありますので、コットンに含ませると効果が半減しないよう注意してくださいね。
とはいうものの、プチプラコスメ・ドラックコスメだと、聞く人がいないのが現状ですよね。
私が今使っている化粧水も「適量をとり、顔全体にやさしくなじませます」と書いてあるだけで、どうやってなじませるか?までは書いてありません。
それぞれメリット・デメリットありますので、自分の肌質・使っている化粧品などからトータルで判断して「手」か「コットン」かを選んでくださいね。
以下、私の経験から「手で化粧水」をつけるから「コットン派」に転向を考えているいきさつや、それぞれの化粧水の付け方の特徴などを紹介していきます。
私が手で化粧水をつける理由
ちなみに私は「手」でつけていましたが、コットンに転向中です。
化粧水を手で付けていた理由は以下のとおり
- ・コットンがもったいない
- ・コットンの毛羽立ちが嫌い
- ・化粧水をバシャバシャ使いたい
- ・コットンだと顔に化粧水が浸透した気がしない
- ・以前、使っていた化粧品の販売員さんから「手」でつける指導をされた
こういった理由から手で化粧水をつける派だったのですが、実際はデメリットも感じてます。
- 化粧水の利用する量の割に乾燥を感じる
結局ですね、
- ・コットンが毛羽立つ/もったいない
というのは、コスパ優先の考えだったため、コットン選びをちょっとケチったんですよ。なので、慎重に商品選びをすれば問題は解消されるはず。コットンよりも、化粧水を効率的に使っていない方がよほどもったいないと反省しています。
「お手入れを手早く済ませたい」気持ちが強かったり「コットン代がもったいない」と気持ちが強いと、化粧水を素手でつけちゃうんじゃないかな、っていうのが個人的な感想です。
でも、そうも言ってられないくらい乾燥を感じてきましたので、この際「面倒」だという気持ちは棚上げして、もっとシビアにスキンケアに取り組む次第であります。私と同じ「面倒だから」「もったいないから」という理由で、コットンを選んでいない方。要注意ですよ~
わざわざ化粧水をコットンでつけるのは何故なの?
素手でもつけることができる化粧品を、わざわざコットンでつけるのには目的があってこそ。
それは
- 化粧水を肌に浸透させやすいから
※素手でつけることを奨励してる化粧水は、この場合は除外してくださいね。
コットンで化粧水をつけた方が肌に浸透する理由は大きくわけて2つ
- 素手でつけると手に化粧水がもっていかれてしまう
- コットンでゆっくりと肌に浸透させられる
ここで注目していただきたいのは「ゆっくりと肌に浸透」の言葉。
どうしても、せっかちな私は「手早くお手入れを済ませたい」あまり、コットンで化粧水をつかっていた時は「ちゃっちゃ」と済ませてました。今思うと、これがNGだったんでしょうね。
肌が化粧水を浸透する時間っていうのがあって、その間ゆっくり化粧水をつけてやらないと肌に浸透しにくいです。
化粧水を手で付けると
- ・こぼれる
- ・化粧水が渇く
- ・手の平に吸収されてしまう
といったことが起きてしまうので、どうしても「手早く」なってしまいます。化粧水を少量だけ、何回かにわけて隅々まで根気よくつけていけば話は変わってきますけどね。
そもそも、私のように「面倒だから化粧水を手でつける」「もったいないからコットン使わない」人は、根気よく化粧水をつけるってことが苦手です。どうしても、化粧水を使った量に比べてお肌に染み込みにくいです。
こういった理由で、手よりもコットンをつかって化粧水をつけた方がお肌へグンと染み込む率が高くなるわけです。
化粧水のコットンをつかった付け方
具体的に、どんな感じでコットンをつかって化粧水をつけるのか参考になる動画を2つ選びました。2つとも化粧品メーカーの動画です。
化粧水の付け方(資生堂の動画【動画再生】約3分
この動画のポイントは「化粧水の量」と「コットン使い」
- 持ち方
- 顔への滑らし方
- 化粧水の適量
がわかります。
動画を再生する時間がない方へ、内容を詳しく説明しますと
「コットンの持ち方」
- ・コットンはは中指・薬指の二本がけ
- ・コットン中央に化粧水を含ませる。500円より少し大き目。
「コットンの滑らし方」
- ・頬は下方から上へ
- ・額は真ん中から外側へ
- ・瞼は目頭から目じり
- ・鼻筋は上から下
- ・口元は個を描くように(口元をぐるっと)
- ・フェースラインは下から上へ(持ち上げるように)
- ・首は下から上へ
以上を、それぞれ2・3回ずつ、くりかえす。
化粧水をつける時にコットンを使うのは
「コットンの広い面つかうことで、効率的に肌にうるおいをあたえる」
「化粧水の量をケチらず(笑)使うことで、コットンによる肌への摩擦を少なくする」
といった意味や目的があります。
コットンは正しい持ち方や化粧水を適量にしないと、乾いたコットンを顔にこすりつけるだけになってしまい、逆効果。
「化粧水を素手でつけた方がいい」といわれる理由はここでしょうね。(うまくコットンを使えないなら)自分の手で直接化粧水をつけた方がいいという意見なのかもしれません。
コットンを使って化粧水をつける時には
- 化粧水をコットンに適量ふくませる
- やさしく滑らすように、ゆっくりと
を念頭に行ってくださいね。
化粧水の付け方(コーセーの動画【動画再生】約3分
※化粧水の使い方や、コットンの持ち方は「資生堂」の方が細かいです。化粧水自体の付け方は、かなりざっくりしています。
この動画のポイントは「パッティング」と「ハンドプレス」です。
コットンに化粧水を含ませ「パタパタ」とはたくしぐさを「パッティング」。
手のひら全体で、顔を覆うようにすることを「ハンドプレス」と言います。
この動画では、
- パッティングの強さ
- ハンドプレスのタイミング
がわかります。
動画を再生する時間がない方へ、内容を詳しく説明しますと
- ・化粧水を顔全体になじませる
- ・化粧水をつける時には目の周りは力をぬく
- ・パッティングは優しく
- ・口元は乾燥が激しいので念入りに
- ・最後はハンドプレスで優しく抑えるように
パッティングの目的は、
「化粧水をより浸透させ血液の循環をよくさせる]「筋肉の疲労を和らげる」
調べてみると、パッティング自体、スキンケアとしては賛否両論ですね。結局、「力加減」が難しいので、間違ったパッティングだと「単に顔を叩いてるだけ」になってしまうからという理由です。
確かに力加減は難しく、動画をみるかなり弱い力でパタパタしてます。もし、スキンケアにパッティングを取り入れる場合は、
- やさしく
- 繰り返しパタパタする
を念頭に行ってくださいね。
化粧水をコットンでつけると汚れが付く理由
綺麗に洗顔した後でも、コットンを滑らせると
- 茶色
い汚れがつくことがあります。
これは、汚れが落ち切れていない証拠。でも、焦ってゴシゴシこすらないでくださいね。
- 洗顔の温度
- 洗顔の泡立て
など、使い方に問題はありませんか?
焦って、蛇口をひねって顔を洗うとお湯が出る前に水がでます。ある程度の「ぬるま湯」でないと、皮脂や油は落ちにくいので、うまく汚れが落ち切ってないかもしれません。
洗顔の温度については詳しく別記事で書きましたので、よろしければこちらをどうそ。乾燥肌だけなく、ニキビについても書いてありますよ。
【過去記事】⇒洗顔の温度は42度でOK?乾燥肌にベターな温度を調べてみた。
もし、洗顔を固形石鹸を使ってるのなら、泡だて不足ということはありませんか?泡が沢山で、細かいと皮膚への接触する面積が多くなり、汚れが落ちやすく、洗顔した時もすっきり洗い流せます。
【過去記事】⇒固形石鹸の泡立てのコツは?手やネットでどうやって泡立てるの?
それでも、コットンに茶色の汚れが付くときには、それは汚れではなく
- 角質
かもしれません。
こすっても、肌に負担がかかるだけで、汚れが取れてるわけではありませんので、ゴシゴシこするのはやめて、しばらく様子をみてください。
まとめ
年齢とともに肌の悩みはかわります。10代、20代の頃は「コットン代がもったいない」と感じてましたが、いやいや、化粧水を無駄につける方がもったいないです。
きっちりケアをすることで、美しい肌・みずみずしい素肌が少しでも保てるのなら、コットン代くらいは安いもの。
早速、手元にあるコットンをつかって化粧水をつけていますが、
- ・じっくり浸透する感覚がある
- ・化粧水の減りが若干遅い
- ・目の際、目元などの細かい部分にも化粧水がいきわたる
という感覚がありますよ。
反面、やっぱり時間や手間はかかりますね。美しい素肌は、美しい洋服よりも何倍も価値がある、と信じて、続けてみようと思ってます。

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