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実家の母親は口内炎に塩をつければ治ると信じています。でも、私は、実際に口内炎に塩をつけてみて、症状がよくなった試しがありません。
でも、実家の母は「口内炎には塩を塗れば治る!」と言い切ります。
今回は、口内炎に塩を塗ると効き目があるのか、血がでてきたらやめるべきかどうか、を調べてみました。
口内炎には塩をつけても治らない理由
口内炎は、口の中の炎症なので、炎症が刺激で大きくなってしまいます。ですので、基本的に口内炎への「刺激」は禁物です。
口内炎の治療は対処療法が多く、その中でも「口内炎に塩をぬる」のは、浸透している治療法です。塩を患部に塗ることで殺菌効果を期待しているのですが、口内炎の状態によっては逆効果です。
血がでる程の状態なのであれば、塩を塗るのやめておいた方が無難です。
口内炎の時には避けた方がいい刺激物です。
- ・熱いお茶
- ・味噌汁
- ・香辛料
- ・醤油
ついつい患部を噛んでしまったり、舌でさわってしまいますが、これもNG。
塩をすりこむのも当然刺激になりますのでNGです。えぐれたような潰瘍になり炎症がピークの時は、塩すりこむ以外の治療をしましょう。
口内炎の原因は?
口内炎の原因は不明です。睡眠不足が続いて体力が低下していたり、体質が関係しているなどと言われています。食事の時に、うっかり唇をかんでしまって口内炎になることもあります。
個人的には、免疫が落ちるような生活(睡眠不足・ハードワーク)だとできやすいと感じます。体質も影響してるのでしょうね。原因がわからないので、塩を塗るなどの民間療法的な治療が浸透しています。
塩以外で口内炎の治療法はあるの?
- ・レーザー治療
- ・軟膏
- ・塩うがい
- ・うめぼし
- ・はちみつ
- ・うがい薬
- ・はみがき
- ・イソジン
塩うがい、梅干し、はちみつなとは民間療法に近いですね。塩と同様、殺菌効果を期待した治療法です。「口内炎にはちみつ!激痛でも患部に塗るべきか?」でも書いたように、蜂蜜・うめぼし等は即効性はなく痛みが伴うことも多いです。
うがい薬、はみがき、イソジンは口の中を清潔に保つためには重要です。口内炎の治療というよりは、「これ以上悪化させないため」という位置づけですね。
即効性があるのはレーザー治療です。痛みを和らげ、止血の効果もあります。治療の様子の動画がありましたので、参考にアップしますね。
とっても痛い口内炎、レーザー治療ですぐに解消!
動画再生時間:2分24秒
こちらのクリニックでは治療時間は3分程度だそうです。
レーザ治療は歯科・デンタルクリニックで治療してもらえます。ですが、どこでも対応してもらえるわけではありません。レーザー治療に対応しているかどうか確認してくださいね。
一般的に、レーザ治療だけで社会保険適応3割負担で数百円の料金のようです。クリニックによってサービスや治療に差がありますので、予約時に料金の確認も忘れずに行ってください。
まとめ
口内炎は、できはじめてから、大きくなるまで数日かかります。大抵、我慢できないくらいの痛みになると、なんとか治したい気持ちが強くなり、捨て身で塩を塗ったりしますが逆効果です。ましてや出血してるのなら塩のような刺激物は避けた方が無難です。
口内炎を塗るのは、まったく見当違いな治療かというと、そうではありません。「口内炎に塩」は、口内炎の初期段階では効果があるのではないか、と個人的には思います。まだ潰瘍のように白くなる前の段階なら、刺激もすくなく殺菌効果もありますからね。
「口内炎に塩」は、口内炎の炎症によって、効き目があったり悪化したりする治療法だと思います。
いずれにせよ、出血してまで塩を無理やり塗る必要はありません。現代ではレーザー治療もあります。殺菌をしたければマウスウォッシュやイソジンもあります。無理をせず、状況に合わせて口内炎の治療を選択してください。
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