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MRI検査をうけるとき、狭い場所が苦手な人だと苦痛を感じます。閉所恐怖症ぎみの人だと、実際に検査途中でパニックになってしまう人もいると聞きますね。
今回は、MRIの検査の機械の狭さや、閉所恐怖症に関する情報をまとめました。閉所恐怖症気味の管理人が、実際に頭部MRI検査をうけるために行った克服法・対策も紹介します。検査に不安を感じてる方は参考になさってくださいね!
目次
MRI閉所恐怖症でパニックになるのが心配な人は?
MRI検査の機械の狭さに不安な人は、自分がどの程度の狭さに恐怖を感じるのかを明確にしましょう。
以下、閉所恐怖症の方が苦手とされている主な場所です。
- 満員電車
- トンネル
- 飛行機
- 洞窟(歩ける程度の狭さ)
- 洞窟(ほふく前進しないといけない狭さ)
- 人が込み合った居酒屋の奥の席
- 映画館
- カプセルホテル
- 歯医者の処置台
- 押し入れの中
- エレベーター
など
狭いと感じる感覚に、かなりの差がありますね。
では、一般的なMRI(脳)の検査の機械はというとこんなイメージです。
頭部(脳)のMRIの検査をするときは、上半身をMRI検査の機械で覆われます。頭から機械に上半身を突っ込むという感じですね。機械の内部は、カプセルホテルの天井がグッと低くなってると考えてください。
閉所恐怖症のレベル(私の場合)
上の例だと、私が恐怖を感じるシチュエーションは以下の通りです。
- 洞窟(ほふく前進しないといけない狭さ)
- 人が込み合った居酒屋の奥の席
- カプセルホテル
- 押し入れの中
- 映画館(席が端ならOK)
あと、美容院で髪を切るときに身体に巻き付けるケープもNG。
ようは、自分の意志で身体を動かすことができないと感じた瞬間に不安になります。ですが、パニックを起こすほどではありません。
美容院のケープも、美容師さんと楽しく会話をしていれば、気になりません。でも、ちょっとでも「身体に巻き付けられてるかも」と感じると、嫌な気持ちになります。気持ちの持ちようで、ある程度は不安感をコントロールできるレベルだと思ってください。
- 軽度なら、閉所恐怖症の怖さを乗り越えてMRI検査を受けられますよ。
MRI閉所恐怖症の具体的な対策
パニックを起こさないための方法・対策は大きく2つあります。
- オープン型の機械でMRIの検査をうける
- 閉所恐怖症の怖さを乗り越えるための工夫をする
重度の閉所恐怖症だと、MRIの検査室のドアの前で足がすくんでしまうこともあるそうです。あまり無理をせず、「考えただけでも不安になる」のなら、必ず検査前に相談してください。遠方になるかもしれませんが、「オープン型の機械でMRIの検査」を受けられる病院を紹介してくれるかもしれません。
「検査をうけられなくない・・・・かな?」というレベルなら、対策の余地ありです。
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MRI検査で閉所恐怖症の人におすすめのオープン型の機械について
通常のMRI検査の機械は、入口がドーナツ型になっている筒状の機械です。ですが、新世代型のMRI装置でオープン型の機械は、「筒の中にはいる」閉塞感をなくした機械です。
心理的に無理だった閉所恐怖症の方でも、オープン型ならMRI検査をうけられるのではないか、と注目されている機械なんですよ。動画がありました。興味のある方はこちらをどうぞ。
【動画時間:約4分】
機械に、上と下から挟まれてますね。閉塞感はある程度なくなりましたが、頭部の固定があります。アミアミの防具。2分53秒あたりで登場します。私が体験したタイプと同じでした。
MRIの検査を希望してるクリニックの機械がオープン型かどうかは、クリニックへの問い合わせしてくださいね。大抵は、オープン型のMRI機械を採用している病院はHPに記載がありますよ。
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MIR検査で閉所恐怖症の怖さを乗り越える工夫について
私のように軽度の閉所恐怖症なら克服可能です。方法は簡単。
- 機械に入る前・器具で身体を固定される前に目を閉じる(みないようにする)
- アイマスクを装着する(あらかじめ、みえないようにする)
- 意識をそらす(考えないようにする)
狭い空間をみてしまうと不安が高まります。決して見ないようにしましょう。検査の時にアイマスク等持ち込んでいいかどうかは、検査前に確認してくださいね!
検査に支障がでるタイプのアイマスクはNGがでるかもしれません。
MRI検査で閉所恐怖症が重度の場合の具体的な対策
もう少し閉所恐怖症が深刻だと特別な対応が必要。
- ・睡眠薬
- ・抗不安剤
重度の場合は、かならず「閉所恐怖症」だと病院に申し出をしてください。
検査申込時に、病院から検査にあたって注意事項を確認されます。その時に申し出をすれば大丈夫ですよ。
閉所恐怖症の申し出をした場合、医師から抗不安剤の処方されるケースが多いようです。飲むタイミングを調整し、抗不安剤の効き目が検査の時間とあうようにしてください。MRI検査に対しての不安感は少なくなります。
残念ながら、睡眠薬を病院側から処方されるという情報はみあたりませんでした。寝入ってしまうと検査に支障がでるからでしょうね。おそらくMRI検査に睡眠薬を飲んで、怖さを乗り越えるというのは、個人的に用意した薬を服用してるのではないかと推測します。睡眠薬をつかった克服方法は、ちょっと危ない方法なので、病院側の指示に従うことをお勧めしますよ!
MRI検査で閉所恐怖症を克服した私の体験
私は、軽度の閉所恐怖症です。結論としてはMRI検査をうけたときにパニックにはなりませんでした。受けたMRI検査の機械は、筒形の一般的な機械でオープン型ではありません。
私がとった対策は以下の通りです。
- ・MRIの検査の機械(筒)にはいる時に目をつむる
- ・検査が終わって、検査の機械(筒)から出されるまで目をあけない
実際に、管理人が頭部MRI検査をうけた時は、狭いのもイヤだったのですが、身体を固定されるのが嫌でした。
MRI検査は、身体をあらゆる角度から撮影をします。撮影をする場所が動かないように、器具で固定をするのですが、これが思ったよりもつらい…。
耳のあたりで固定され、さらにアミアミの剣道の防具のようなプラスチックの器具がおりてきました。実はその段階で軽くパニック。MRI検査の機械内部の狭さは、承知の上だったのですが、身体の身動きが取れないという心の準備ができていませんでした。
私のように、頭部を固定するときに、不安や圧迫感を感じる方も多いようです。そのため、MRI検査に使う機械の形状のデザイン・素材の開発が進んでいます。あと、数年たてば、固定する機械も、心理的な抵抗が少なくなるデザイン・形状が開発されるかもしれませんね。
今度、もう一度、MRI検査をうけるなら注意したいのは以下の2点。
- ・アイマスクを装着する
- ・頭部の動きを制限される機械をつける前に目を閉じる
アイマスクを持ち込みたい場合には、MRI検査の予約時に病院側に確認してくださいね。あと、検査の時間「狭いところにいる」という現実から意識をそらすのも大切ですね。
まとめ
閉所恐怖症の方がMRI検査をうけるときの克服法と対策を紹介しました。
軽度であれば、管理人が克服した方法。重度であれば、オープン型のMRI検査機械を採用してる病院に予約をおすすめします。
検査の途中でパニックになってしまうのは、避けたい状況ですので、不安な気持ちがなくならないなら、重度・軽度にかかわらず、事前に病院に相談するのがベターです。
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