私は、もともと乾燥肌なのですが、冬場になると身体の痒みがかなり厳しい。痒みで集中して座っていられない程です。
ネットで情報を調べていると、「長風呂だと肌に悪い」という情報をみつけました。お風呂の湯船につかる時間が短い「時短風呂」の方が、美肌の方が多いというのです。
肌質は、個人があるものの、今より乾燥を少しでもマシにしたいと思い、長風呂のお肌への影響を調べてみました。改善の余地はかなりありそうでしたので、同じ悩みを持つ方にシェアしたいと思います。
長風呂は肌に悪影響を及ぼすか?
乾燥という点においては
- 長風呂はNG
です。この長風呂というのは湯船につかる時間と思って下さいね。
美容という点では「長風呂」VS「時短風呂」と意見がわかれますが、それぞれ一長一短あり、一概には結論はでません。ですが「肌の乾燥」とう点においては、「長風呂」は好ましくありません。
長風呂を習慣にしてる人を調べてみると
- 痒み
- 肌荒れ
といった、乾燥にまつわる悩みがを持つ方も多かったです。面白いことに、長風呂⇒肌の乾燥と悩みを結び付けて考える方自体がすくなかったです。
「いわれてみれば・・・そうかも?」という方が大多数。でも、(私のように)加齢に伴い、身体の皮脂の量が減るため、若い頃を同じ行動をしていても、カサついたり、痒くなったりといった不快な症状がではじめて皆さん「ひょっとしたら?」と気が付くわけです。
私が「長風呂=乾燥」に気が付いたきかっけ
ちなみに、私は長いと一時間以上は湯船につかっています。特に冬場は寒いので、冷え切った身体が温めて、ゆっくりしてると結果として長風呂になってしまっています。
若い頃(20代)から、ずっとそういう習慣だったので、自分で意識してませんでしたが、結婚後、夫から「風呂長いよね」と言われて「私、長風呂かも?」とハッキリ自覚しました。
先日、一時間をこして長風呂した時に、いつもより身体が乾燥したため「長風呂=肌に悪い?」のでは、という仮説にいきあたった次第です(笑)
長風呂が肌荒れをおこす理由
長風呂をすると、肌に悪影響を及ぼす理由としては
- 皮膚表面の皮脂がお湯に流れてしまう
- 皮膚に水分が保てなくなる
- 水道水に含まれる塩素が肌を刺激する
です。
若い頃は皮脂の分泌がさかんですから、「皮脂」はちょっとネガティブなイメージが強いですね。例えば、皮脂のイメージとして「ニオイ」とか「クサイ」とか「ニキビ」とか。
でも、皮脂って必要だから分泌されてるわけで、少なくなってその重要性に気がつきます!顔の脂もそうですが、段々皮脂って少なくなるんですよ。私たちの身体を、様々な刺激から守ってくれてるのが「皮脂」。
皮脂が、長風呂でお湯に流れてしまうと、「守り」が手薄になるので、身体の水分がダダモレとなるわけです。長風呂をすると、皮膚表面の皮脂やこのセラミドが流失する皮脂やセラミドが流失すると、角層が水を保つことができなくなり、さらには肌の内部の水分まで失ってしまいます。
結果として、長風呂はうるおい肌どころか逆に乾燥肌になるわけです。
乾燥しないお風呂の入り方
乾燥をしないお風呂の入り方としては
- 長風呂をさける
- 熱いお湯をさける
- 入浴剤をいれる
です。
どれくらい入ると長風呂になるのか?という明確な回答はありませんが、こんなアンケートがありました。マイナビウーマンの「平均的な入浴時間は?」のアンケートによると、
- Q.平均的な入浴時間(シャワーも含む)を教えてください(単一回答)
- 1位 16~30分 39.8%
- 調査期間:2013/8/9~2013/8/19
- 有効回答数:男性440名、女性548名(ウェブログイン式)
マイナビウーマン調べ
一般的には、30分~1時間以上湯船につかっていると「長風呂」になりそうです。
またお風呂の温度ですが、乾燥という点においては
- 38度から40度
に抑えておいてください。お住まいの地域や、給湯器のパワー、浴槽の水量によって、設定温度と実際のお湯の温度に差がでてきます。また、ついつい冬場は、お湯の設定を高くしがちですが、そこは加減して設定してくださいね。お湯の温度がたかければ、熱さが肌を刺激して肌荒れを起こす原因にもなりますよ。
入浴剤は
- ・潤い成分
- ・塩素除去
など効果があるものの助けを借りるのもアリ。
また、身体を洗うときには優しく丁寧に。ナイロンのタオルで「ゴシゴシ」こすっても大丈夫な肌の持ち主ではないと自覚してくださいね(笑)石鹸を泡立てるなど、必要以上に皮脂を洗い流さないようにするのがポイントです。
まとめ
長風呂大好き派にとっては乾燥は最大の悩み。
「一日の疲れを、ゆっくり湯船につかってリラックスしたい。」
「プライベートスペースとして自分ひとりの時間を満喫したい。」
すごーくわかります。
肌質は、人それぞれ違いますので、自分の潤いがなくならない程度に、
- お湯の温度を調整する
- 湯船につかる時間を調整する
- 入浴剤などをつかってみる
など、お風呂にはいる工夫をしてみてくださいね!

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