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丹毒になったら仕事を休む?実際に感染してみて私が思う事

 

夏も終わる頃、ようやく涼しなるかなと思った矢先に体調を一気にくずしました。高熱と頭痛。そして驚く程の頬が赤くなり顔はまるでおたふく顔に。

 

私がかかった病気の名前は「丹毒(たんどく)」。

 

「え?なにそれ?」と思う方も多いかと思いますが、誰でもかかる可能性がある病気ですよ。仕事に行くべきかどうか、結構まよったので。感染した体験を踏まえてお伝えしたいと思います。

 

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目次

丹毒はうつる病気か?

実際なってみると、症状のインパクトが強いので、「ひょっとして丹毒ってうつるの?」と心配になります。インフルエンザのように他人に移る病気なら絶対に出勤はNGですよね。

 

でも、丹毒は、空気感染や飛沫感染ではないので、普通に生活をしていれば丹毒はうつりません。

 

 

連鎖球菌が皮膚の下に入り込み炎症を起こす病気です。連鎖球菌は、私たちの身体の表面にいる身近な菌なので、誰でも丹毒になる危険性はありますよ。

 

移らないのに「出勤すべきかどうか」迷うのは、やっぱり症状です。患部が赤くはれるんですよね。特に顔に症状がでる場合は、「うつされるかも?!」と職場の同僚など、周囲の人に心配させちゃうかもしれません。

 

なので、もし可能なら「感染しませんよね?」と医師に確認をとった上で、出勤の有無を確認し、上司に報告して出勤するのは有だとおもいます。

 

ただ、接客業や営業さん、教師や講師のような人前にたつお仕事だと、相手に理解いただくのは難しいかも。

 

感染の有無はともかくとして、できるならお仕事はお休みした方がいいのかな、と思います。それくらい赤く腫れ上がりますよ(´;ω;`)

 

丹毒の症状について

ただ、丹毒自体がメジャーな病気ではないので、感染しても気がつかないことが多いです。

 

丹毒の症状は急に現れるんですよ。

  • 高熱
  • 悪寒
  • 皮膚の赤い腫れ

など。あれ?風邪ひいたのかな?と感じるくらいです。後半になってくると、顔がはれてくるので、おかしいなと感じ始めます。

 

皮膚が少し硬くなり、赤くなっている部分と、通常の皮膚の部分がくっきり分かれるのですが。

 

私は、高熱・悪寒だけが先に症状として現れ、数日後に顔が赤く腫れました。そのため丹毒と診断されるまでに時間がかかりました。なので、熱などの症状がひいた段階で、出勤しちゃってました。。

 

ただ、それは知らなかっただけであって、もし再発したら、数日は現実的に可能であれば事情をお話して、お休みをもらうと思います。それくらい怖い病気だと思ってます。

 
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丹毒の原因 私の場合

私の場合は、丹毒の症状がでた前日

  • 睡眠不足(連日ねむれない日がつづいていた)
  • 8月末、明方には冷え込むようになった
  • 夫が前日クーラーのタイマーをセットするのを忘れ朝方までかけっぱなし、寒くて目がさめた。
  • 口内炎ができていた(すでに体力低下の予兆あり)

という状況でした。

 

これに加えて、感染の経路的には

  • ・耳のかきむしり(夫のいびき対策での耳栓ムレで夜中に無意識に耳をかきむしります)
  • ・耳かきしすぎ
  • ・足の爪がもげる
  • ・夫が水虫キャリアなので私も感染してるかも(水虫が原因になることもあるそうです)

ネットの体験談を拝見すると、こつんと顔をぶつけた傷から丹毒になってしまったという方もいらっしゃいました。

 

なので、本当に誰でもなることだと思います。正直予防といってもできることには限界があるのかなと、いうのが感想です。予防も難しく、予兆もさほどないので、実際のところ、丹毒にかかってることに気がつかずに、仕事に出ちゃってる人もおおいのではないかとも推測します。私もそうでしたしね。

 

丹毒の症状の完治までの経過

参考までに、私の丹毒の症状の経過と完治までに要した治療期間を、時系列でお伝えします。

 

丹毒発症の前日

8/30
体力低下・口内炎あり。疲労感あり。毎日耳をかきむしっている。

 

 

丹毒発症1日目

8/31
夫がクーラーのタイマー切を忘れる。明方までつけっぱなし。
体調が悪くて目が覚める。

 

  • AM6:00

頭痛・関節の痛み・耳の痛み・左耳の下のリンパの慣れ。特に左耳が痛む。
熱は37度

夫の弁当をつくり、力つきはてる。微熱なので、会社に行こうか迷うが夫の助言で仕事を休み病院にいくことにする。

 

  • AM9:00

近所の内科に出向く。
待ち時間の間に、寒気を感じ始め、熱が上がるのを感じる。
辛くて座っていられない。
この時点ではリンパの腫れの方が気になり、頬の赤みはなし。
左頬骨付近頬に若干にしこりあり。赤みや腫れはなし。

 

  • AM11:00

病院より帰宅。「化膿性耳下腺炎」なのでは?という診断。
熱はこの地点で38.4度。
寒気と頭痛がひどい。薬を飲んでひとまず寝る。

 

  • PM4:00

熱は37.5度。
ひとしきり熱が上がったからか、薬がきいたからか寒気はない。
家事ができる程には回復。
このあたりから左の頬が赤くなり、頬が腫れてくる。片方だけ。

その日は、熱は微熱あたりをうろうろ。

 

 

丹毒発症2日目

 

9/1

AM6:00
熱は36.5度

 

ひとまず熱がなくなったので、仕事に向かう。頬の赤みがひどくなり、顔は下ぶくれ。
化膿性耳下腺炎(耳かきし過ぎで菌がはいった)と、思い込んでるので楽観的。

 

ちょっとすれば治るくらいに思っていたが、赤みと腫れはひどくなる。ときおり、頭痛はする程度。ロキソニンを飲めば我慢できる程度。その後、症状はかわらず。

 

丹毒発症3日目

9/2

AM6:00
熱は36.5度
左の頬の赤みと腫れは引かず。むしろ硬くなり、急激に赤い部分が広がる。

しもぶくれも相変わらず。怖くなり、内科へ駆け込む。内科のドクターは「紹介状を書くので総合病院に行ってください」といわれる。

 

が、9/2は土曜日。紹介状ができるのは週開けて早くて月曜日。土日はさんで、大丈夫か、私…と不安になる。ちなみに、紹介してもらった科は耳鼻科。

 

丹毒発症4日目

9/3

症状は特に変わらず。

熱は37度でたりでなかったり。赤みは引かず、腫れも治まらない。抗生物質を飲んで、とにかく安静に。

 

 
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丹毒発症5日目

9/4

熱は平熱に戻る

 

紹介状ができたと連絡がはいったので、さっそく取りに行く。頬の赤みも薄れ、硬かった部分もましになった感じがする。頬の皮がむけ始める。

 

丹毒発症6日目

9/5

仕事が休めず、紹介状をもって総合病院にいけず。

 

丹毒発症7日目

9/6

総合病院で診察。耳鼻科のドクターに「原因は耳はなく、皮膚だ」といわれる。
ここで初めて「丹毒」と診断。耳鼻科のドクターに、丹毒は専門じゃないといわれて、不安になる。抗生物質を処方され、大人しく飲む事に。

 

丹毒発症8日目

9/7 頬の赤みはうっすらしてくる。
でも、患部にうずき・かゆみを感じる。
これは、皮膚病だと診断されたから気のせいなのか??とおも思う。

 

そして小康状態。

 

丹毒発症14日目

9/13 頬の赤みは消えかけ。うっすら影のように見える。抗生物質を飲み続けてる。

 

 

その後の経過報告

一ヶ月以上たちましたが再発はしていません。相変わらず耳はかきむしってしまってますし、睡眠不足です。夏の疲れがでるタイミングだったので、疲れが出やすかったのかな、と思います。

 

 

抗生物質は、その後も続けました。おおよそ20日程度のみました。発病から完治までにかかった丹毒の治療期間は一カ月弱ですね。なんだか皮膚のしたがむずむずするような感じがして、正直心配してましたが、心理的な物だったようです。その後も再発をした時には、ネットで情報をシェアしますね。

 

2017年12月現在 丹毒は一度も再発していません。

 

一度、丹毒になった部分が「むずむずする感じ」になったので、心配になりましたが、大事にはいたりませんでした。耳の下が痛むときには、ドキドキしています。

 

丹毒になってから、より生活習慣に注意をはらうようになりました。特に睡眠不足にならないようにしています。耳かきは相変わらずやってしまってますが(苦笑)

 

★関連記事⇒『コンビニの薬に頭痛薬はある?売ってる薬の種類や販売店舗の紹介』

まとめ

丹毒は「うつらない」病気ですが、感染源や感染経路の特定が難しい病気です。再発が怖くて色々と調べましたが、予防もしにくいようです。

 

かかっても気がつくのが遅いので、気がつかない内に悪化してしまっていて「仕事にいってしまっていた」といこともあるかもしれません。

 

ただ、初期症状として「風邪のような症状」がでますので、体調が優れない時には安静が一番だと思います。。。丹毒に限らずですが。

 

私の場合は、丹毒が比較的軽い症状で済んだのは、「仕事にいかず、風邪に似た症状にでた時にゆっくり休んだから」だと思います。

 

 

病名がわからなくても、体調がよくない時には安静第一がモットーなので、重病にならずにすんだと感じています。

 

仕事に行くかどうかは、状況次第だと思いますが、基本「行かない」方向で調整を取った方が、後々、後悔が少なくてすみますよ。

 

 

ちなみに、大抵は、丹毒は抗生物質の内服で改善に向かうそうです。私も抗生物質で治りました「あれ?」と心あたりがある場合には、内科のドクターに伝えるか、症状が出始めた段階で皮膚科を受診してくださいね。

 

 

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