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低温やけど初期症状は?痛みは?治療の期間はどれくらい?

段々寒くなってきました。暖房器具に頼る季節になりましたね。昔は、暖房器具は石油ストーブくらいしかありませんでしたが、今は電気をつかった暖房器具があって、とっても便利。

 

 

でも、「火をつかわない暖房器具は危なくないから安心!」と思ってると危険です。

 

 

 

火を使わない暖房器具は、やけどの心配はないかわりに、「低温やけど」のリスクがあるんです。

 

 

やけど程「熱いっ!!」という感覚がないので、低温やけどに気がつかず、なにもしないまま痛みをこらえる方も。

 

 

でも、イメージしにくい「低温やけど」。

 

 

「低温やけどって、どんな症状?」「なんか痛いけど、私もなってるの?」と感じる方も多いようです。

 

 

そこで、今回は、低温やけど症状や治癒の経過などを、自分の体験も踏まえてお伝えしたいと思います。注意してくださいね!

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目次

低温やけど初期症状は?痛みは?

低温やけどの「初期症状」は以下の特徴があります。

  • ひりひりする
  • いたがゆいような感覚
  • 違和感を感じている部分の皮膚が赤い

日中で起きてる時なら、確実に違和感を感じるレベルです。

 

 

ただ、以下のケースだとちょっと初期症状を見逃しやすいです。

  • ・気がついても自分で身動きがとれない人
  • ・気がつきにくい人
  • ・気がつきにくい状況の人

低温やけどで、「ひりひりする」「あつい!」と思っていても対処ができない、気が付きにくいからです。

 

 

気が付かずにいると、低温やけどの症状が初期から重度に進んでいってしまいますよ。

 

 

低温やけどの症状は以下の通りです。

  • 1度・・・ひりひりうっすら赤い
  • 2度・・・強い痛み・水ぶくれ・赤み
  • 3度・・・皮膚が壊死・患部は黒っぽいか、もしくは真っ白

初期症状としては「ひりひりうっすら赤くなる」の1度なんですが、知らないうちに2度、3度と重度になることも。

 

 

また、2度でも「浅い」場合は患部が赤く、2度でも「深い」場合は患部が白っぽくみえる部分があり火傷が真皮まで及んでいます。同じ患部でも、広範囲のだと、「この部分は1度」「この部分は2度」と差があるんですよ。

 

 

ぱっと気がついて、おかしいなと思った瞬間が初期症状じゃなかったということもありますので、ご注意を。

 

一概に素人では、火傷の程度は言い切れませんが、たいていは「パッ」とみて色や状態でだいたいはわかりますよ。重度か、重度じゃないかくらい患部の見た目の差はあります。自分が重度だと感じたら、それは(ほぼ)間違いないです。私はそれくらい差がありました。迷ったら即クリニックへ!

 

低温やけど治療の期間はどれくらい?

低温やけどは重度なほど、症状は深刻です。当然、治療にかかる時間は多くかかりますよ。

 

以下、治療の目安です。

  • 1度・・・1週間程度
  • 2度・・・2週間から1か月
  • 3度・・・1か月以上

この期間は、正しく治療の処置をした場合での目安です。

 

 

「味噌をぬる」「アロエ」を塗るなど、火傷の民間療法がありますが、功を奏せず誤った処置に結果としてなった場合、細菌感染がひきおこり、さらに症状が深刻化するケースもあります。

 

 

また、中程度以上(2度の患部が深くやけどをしている)場合は、「あざ」がのこることがあります。上記の、治療にかかる期間は、低温やけどの「あざ」は、消える期間は含まれていません。数年にわたって消えないこともザラにあります。

 

 

女性にとっては、大きなあざはとってもショック。「素足にサンダル」というようなファッションを夏場にしたくても、冬場でなってしまった低温やけどの大きなあざが気になってしまって脚をかくしているという人もいます。

 

 

自分の不注意からとはいえ、本人に「低温やけど」の知識がなければ、予防もとれませんし、初期症状を見逃してしまうわけですから、重度になったとしても無理ない話です。

 

 

低温やけどの初期症状をシグナルととらえ、見逃さずに「低温やけどかな?」と感じたら、原因になる暖房器具などの使用ストップや使い方の見直しをし、痛みが伴う場合は病院にいってくださいね。

 
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低温やけどの治療期間 私の場合

お恥ずかしい話ですが、低温やけどを何回も経験してます(恥)低温やけどの原因は「湯たんぽ」と「カイロ」です。

 

 

特に湯たんぽで低温やけどになった時は大変でした。程度は2度(深)を2回してます。場所は足首だったのですが、まったく全然これっぽっちも気がつきませんでした。

 

 

夜、お風呂にはいって身体をあらっていると、足首に500円玉くらいの「水ぶくれ」があって、「なんか変だな~」とおもったのが低温やけどに気が付いたきっかけです。

 

 

今思うと、時すでに遅しというか、遅すぎるんですね。

 

 

そこで、早めに皮膚科にいけばよかったのですが、数日放置。低温やけどの知識がなかったので、自然になおると思っていたのです。なんの、なんの、治ることもなく、痛みは増すばかり。

 

 

結局、痛みに耐えかねて皮膚科にかけこみました。そこでドクターに

 

「もっと早めにきてくれれば、跡も軽くすんだし、痛みもましだったよ」

 

と言われ反省しきりです。そこから数週間は痛みが続き、「低温やけどの跡」にいたっては数年は消えませんでした。

 

 

数年ですよ!私も驚きました。

 

 

低温やけどの跡は、皮膚の色が周囲と比較して赤みがあり、皮膚がえぐれた感じになってます。私の場合は、低温やけどの跡がじっくりみないとわからないくらいに治るまでに4年かかりました。

 

 

低温やけどになったのが、私が30代後半の頃だったので、皮膚の再生に時間がかかったのかもしれません。。

 

にしても、4年は長すぎる、と自分でも驚いています(;^_^A

 

 

★関連記事⇒『ホットカーペットで寝るとだるい?つけっぱなしだと体調不良になるのはなぜ?』

まとめ

痛みを我慢していても、治療は長引き跡は残るで、いいことなしです。

 

初期症状に気が付いてる方は、低温やけどをあまくみず、電化製品やカイロなどの今現在の自分の使い方を一度見直してください。

 

 

 

お子さんに湯たんぽ・ホットカーペットを使うと低温やけどが怖い・・・寝室・お昼寝の暖房器具に困っている方は、こちらの記事をぜひどうぞ。

 

 

人の出入りの少ない寝室にぴったりの暖房器具です。近づきすぎなければ低温やけどの面は安全ですよ。

 

 

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