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富岡製糸場の見どころについて情報を集めました。

 

現存が珍しい建築構造や、映画やドラマとの関連を紹介しています。学校の歴史の教科書にも登場する「富岡製糸場」の見所ポイントを、実際に行ってきた感想をふまえお伝えしますね!

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富岡製糸場の見どころ

2014年に世界遺産登録をされたのをきっかけに見学者が増加した富岡製糸場。実際行ってみて、とても興味深く感じたので「見どころ」の情報をシェアしますね。

 

 

興味深く見学できるかどうかは

  • 歴史や時代背景への興味や理解度に左右される

と思います。

 

まず、小学校以下の子供には退屈かもしれません。富岡製糸場の歴史的な背景を理解しないと古い工場ですからね。丁寧にかみ砕いて教えれば、興味のすそ野は広がるかもしれません。

 

中学・高校の歴史の授業では、製糸業が国の主要産業となった歴史的背景や、その後の日本の歩みを学習します。教科書で必ず「富岡製糸場」は登場しますよ。こういった、前提知識があると、「富岡製糸場」が単なる古い工場という見方ではなく、見学することができますよ!

 

また、繊維業界が花形産業だった時代に活躍した、年配の方にも懐かしさを感じるのではないかと推測します。じつは私は繊維メーカーに勤めていた時期があります。私が勤めていた20年ほど前でさえ、繊維業界は斜陽と言われていました。紡績工場が取り潰され、解体され大型ショッピングセンターにどんどん変わっていきました。

 

 

私が勤めていた工場も、レンガの建物は解体されビルになりました。思い入れのある年配の従業員は、解体されたレンガを持ち帰っていたくらいです。

 

 

製糸は絹、紡績は綿の違いはあれども、花形といわれた産業ですから、工場の風景自体を懐かしく感じる人もいると思います!

富岡製糸場の建築

富岡製糸場の建築物の基本情報です。

  • 設立指導者:ポール・ブリュナ
  • 製図工:オーギュスト・バスティアン

 

時代は明治維新を迎えたばかりのころ、日本の工業化を後押しする政策の1つとして富岡製糸場は日本の官営工場として作られました。

一番の見どころとしては建築物です。赤レンガで作られたフランス式の建物が非常に美しくインパクトがあります。基礎になっている石や、赤レンガ、そして内部の支えとなっている木造など、建物のほとんどを群馬で調達しています。赤レンガは甘楽町、木造は妙義山で、といった具合です。

 

特に、建物の印象づける美しい赤いレンガは、設立指導者のポール・ブリュナは何度も焼き上げの指示をだした、こだわりの色だそうですよ。

 

 

また建物の建設の方角も考えられています。繰糸所の建物は東西に長く建設されガラスを多用しています。これは、太陽の日差しを有効に活用するために考えられた配置です。照明を使わなくても、日差しで細かい作業ができる工夫です。※日本で調達できないガラスだけは輸入しました。当時の日本は、ガラス1つとっても欧州の技術には及ばなかったのですね。

 

 

また、建築技術として採用されたのが「トラス構造」です。

 

 

トラス構造とは、簡単にいうと、三角形に組み合わせた骨組みです。当時の日本家屋は、屋根や壁をささえるため、部屋の途中に柱が必要でした。ですが、途中に柱があると機械を搬入できません。

そこで、「トラス構造」を採用。柱を必要としないため、内部を広く使える建物を作りました。

 

 

近代化がすすみ、製糸工場も機械が大型化していきます。製糸工場で現存してる建物が少ないのは、機械の大型化にともない、都度建物を立て直ししていたからなのではないかといわれています。一方で、富岡製糸場は、内部が広い建物だったので、機械の大型化・近代化が進んでも取り壊されず、そのまま建物を生かして使うことができたそうですよ。

 

機械はすでに近代化されていいますが、ずらっと並ぶ機械は圧巻です。

 

 

 

かつて明治から大正・昭和にかけては小学校の校舎にも使われており、トラス構造の木造建築をみると「懐かしい」印象を受けます。私が通っていた小学校は木造建築で、まさにトラス構造でした。低学年のころ鉄筋コンクリートに立て替えをしてしまったのですが、古き良き時代がしのばれます。

 

 

※夫は私と同世代ですが、小学校から鉄筋コンクリートの建物だったので懐かしくもなんともないそうです(笑)

 

このトラス構造は、現代の建物では「ドーム」などにも使われている構造です。身近なところだと体育館などで使われていますよ!

 

 

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富岡製糸場の映画やドラマ。製糸工場の本について

製糸工場はドラマや映画にも取り上げられています。

 

有名なものでは、

  • ああ野麦峠
  • 花子とアン

 

大竹しのぶ主演の「ああ野麦峠」は超有名です。劣悪な環境の製糸工場で働かされた女工達の姿が描かれています。

 

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実際、「ああ野麦峠」自体は、飛騨の12歳~13歳の農家の娘が、長野県の岡谷市の製糸工場まで出稼ぎにでるストーリー。

 

私は、小学生のころ観たのですが、インパクトが強い映画だったので「製糸工場」=「劣悪環境」という刷り込みできてしまっています。母親は、テレビ放送をみて感動していましたが、当時の私は女工たちがかわいそうで見ていられませんでした。

 

「製糸工場」といっても、群馬県の富岡製糸場とは直接は関係ありません。富岡製糸場工場は、国が全国の製糸工場の「模範となるべく設立された工場」です。富岡製糸場で学んだ工女たちは、地元の製糸工場にかえり指導者として活躍をしました。官営工場だったので、女工の待遇もよかったそうです。技術のある女工は、家一軒建つくらいの給金を手にすることも。製糸工場ドリームですね(^^

 

 

とはいうものの、富岡製糸工場と「ああ野麦峠」は直接は関係はないものの、製糸工場のいくつかでは、現在では考えられないほどの劣悪な環境だった歴史的な事実があります。

 

朝の連続テレビ小説「花子とアン」でも、主人公の花子の妹「かよ」が製糸工場の労働に耐えられず逃げ出すシーンも有名です。

 

 

高校2年生の時に「女工哀史」を学校の指定図書で読みました。紡績工場で働く女性の労働者を記録した本です。夏休みの感想文を、この本で書きました。こちらも有名です。

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映画やドラマはフィクションが入ってるとしても、製糸工場の歴史的背景は知っておくべき事実だと感じますよ。自分が働く立場になり、労働者の立場になってみて理解できることが多分にあります。

 

 

ちょっと暗くなってしまいましたが、ずばり、富岡製糸場が登場するのは

です。後半に登場しますよ!主人公 美和の夫が群馬県令(現在の知事)になったあたりです。富岡製糸場の存続の危機!のシーンは後半です。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?実際に見てきた感想などを交えて見どころを紹介しました。

 

赤レンガ作りの建物の美しさという点にも魅力を感じ、そして学習の振り返りという点でも興味深い時間を過ごしました。

 

富岡製糸場に訪れようと考えてる方の参考になれば幸いです。

 

 

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