この記事は約 3 分で読めます

突然の睡魔!居眠り病といわれる「ナルコレプシー」の厳しい現実。

昼食後、仕事中に、眠くなるのは誰でもある経験ですが、実際に寝てしまう人はなかなかいません。

 

 

ところが、ナルコレプシーの人は、違います。眠ってしまうのです。会議中、大切な商談中でも、突然眠ってしまう。

 

 

健康な人からすると、驚くような行動ですが、これは病気の症状です。今回は、そんな驚くべき居眠り病 ナルコレプシーついてお伝えします。
なかなか厳しい病気です。

 

 

ナルコレプシーってどんな病気?

 

ナルコレプシーは過眠症の1つ。過眠症は、日中の眠気が強く起きていられない、充分に睡眠をとっても、寝ても寝ても眠いと感じる睡眠障害です。

 

 

ナルコレプシーは、日本人では600人に1人の割合で発症しています。世界の人口で考えると、発症率は多い傾向があります。

 

 

特徴としては、過眠症の特徴の「異常な眠気」に加えて以下のような症状があります。

  • ・気がつかないうちに寝てしまう
  • ・激しい感情(喜怒哀楽)の時、手足の力が抜ける
  • ・寝入りばな怖い夢をみる

ナルコレプシーの眠気は「眠いなぁ~」と思うレベルではありません。突然、気がつかないうちに、眠ってしまう。

 

健康な人であれば、眠気を感じた段階で、席をたつ、顔を洗う、コーヒーを飲むといった、行動をとり、眠気をこらえることができます。ところが、ナルコレプシーは、突然眠気が襲ってくるので手の打ちようがありません。本人が寝ている自覚さえない状態もあるそうです。

 

参考:NPO法人ナルコレプシー協会

 

ナルコレプシーの病気のメカニズム

詳しい原因は不明とされてきましたが、近年の研究で脳の神経伝達物質が関係していると明らかになりました。

 

脳のオレキシンという物質を作り出す神経細胞が働かなくなるのが原因です。オレキシンという物質は1998年に発見された、睡眠に関連する神経伝達物質です。この物質が少ないために、眠気が強いのではないか、と判明しました。

 

 

また、突然やってくる眠気や悪夢をみるなどの現象から、睡眠・覚醒のリズムの乱れ、レム睡眠ついてもナルコレプシーに関係があるといわれています。

 

参考: e-ヘルスネット

 

ナルコレプシーの理解度・認知度

近年、ナルコレプシーの情報は知られるようになりましたが、残念ながら、まだまだ一般の認知度としては低いといえます。やはり、仕事中に眠ってしまう、だらしない人といったイメージで見られる事も多いようです。

 

実際、15年程前、真美のいた会社でナルコレプシーなのではないか?と疑われる男性がいました。中途入社で配属された男性でしたが、とにかくいつも日中居眠りしてるのです。
パソコンを目の前にして、固まっていると思うと、寝ている。しかも一日のうち何度もです。

 

隣の課に配属された男性だったので、詳しい人柄や能力はわかりません。彼の社内での評判はご想像通り。入社したばかりで、おまけに毎日居眠り

 

 

「どういう神経してるんだ!」と言われていました。

 

彼が、ナルコレプシーだったかどうかは、今となってはわかりません。周囲は彼を「だらしない人」という目線でみていました。

 

ですが、もしナルコレプシーだったら?

 

 

彼の状況を思い出すと、この病気の症状のつらさもさることながら、日常生活を送る上での厳しさを感じます。知らないというのは、時には残酷で、怖いこと。

 

 

こういった現状を踏まえ、ナルコレプシー患者さんでNPOなるこ会を立ち上げていらっしゃいます。ナルコレプシーの人が身近にいなくても、症状を知り、病気に理解を深める行為そのものに意味がありますので、興味のある方は、一度ご覧になってください。

 

日常生活の治療や不安など、会報誌では、患者さんの想いが語られています。もし、ご本人だけでなく、こういった耐え難い眠気を感じてる方が、家族にいらっしゃったら、ナルコレプシーについて情報を集めてみてください。当てはまる症状があれば、専門医へ相談をなさってくださいね。

 

症状もさることながら、やはり周囲の理解を得られにくい病気なので、早急に治療・対策をお勧めします。

 

 

  • ▼こちらの記事も読まれています▼