数年前から家庭用のオイルヒーターが販売されるようになりましたね。
海外のホテルなどで使われるイメージの家電ですが、比較的、手に入れやすい価格で家電量販店でも買えるようになりました。
ただ、口コミをみてみるといいことばばかりではないようで。結構賛否両論。
そこで、今回は、オイルヒーターのデメリットとメリットをまとめましたので、紹介したいと思います。
オイルヒーターの購入の事前リサーチをされている方は是非活用ください^^
オイルヒーターのデメリットについて
オイルヒーターは使い続けると、意外にデメリットを感じることが多い暖房器具です。
向き不向きが環境によって、わかれるので、しっかり確認しておきましょう!
デメリット①昔からの日本家屋には不向き
そもそもですが、オイルヒーターは、ヨーロッパ発祥の暖房器具です。
オイルヒーター自体、気密性の高い家屋で、能力を発揮します。
お部屋の壁・床などを含め全体をあたためる、というイメージですね。
一方、日本は夏場の湿気の対策か、通気性をよくするように作られています。
昔からの家屋は、壁は土壁ですし、お部屋の仕切りも襖ですよね。
オイルヒーターで、お部屋の壁や床をあたためても、せっかくのぬくもりが外に逃げてしまいます。
湿気を逃がすような昔からの日本家屋にはオイルヒーター自体は不向きです。
現代では、日本でも、マンションであったり、一戸建てでも鉄筋コンクリート造りの家も増えてきました。
一概に「オイルヒーターは日本家屋に向かない」とは言い切れませんが、お住まいのお家・利用したいお部屋によってはオイルヒーターの機能が生かしきれないかもしれないので、ご注意を。
日本家屋でも気密性が高い部屋なら比較的大丈夫
日本家屋といっても、襖・障子の部屋は論外ですが、洋間なら比較的大丈夫かもです。また、リフォームがされているお部屋ですね。
ドアがついており、土壁でないお部屋なら気密性はグッとあがっていますよ^^
デメリット②部屋が暖まるのに時間がかかる
また、暖まるのに時間がかかる家電です。
例えば、遠赤外線ヒーター(電気ストーブ)のような家電や、石油ストーブのような家電は、電源ONと同時に、暖がとれます。
一方、オイルヒーターは、仕組み的に電源ONしても、オイルを温めるところからスタートするので、オイルがあたたまって、パネルにいきわたり、さらにパネルから熱を発して、部屋全体を温めるのに、かなりの時間がかかります。
さらにいうなら、デメリット①でおつたえした「日本家屋」の場合は、なかなか部屋全体があたたまりにくいので、さらに時間がかかる上、暖まらないということにも。
このアタリは、オイルヒーターの家電としての特徴として必ず押さえておきたい部分ですね。
デメリット③低温やけどのリスクがある
オイルヒーターは高温にならないので、比較的安全です。
子供がうっかり瞬間的にさわっても、火傷するということはありません。
が、反面、なんとなーく熱くないので、側にいると、低温やけどをおこす場合があります。
特に、室内飼いの犬や猫ですね。家電だってわかんないですから。
なんとなく心地よく側にいると、しらないうちに火傷になってた、ということにもなりかねません。
幼児やペットがいる家庭は、置き場所や使い方にも注意が必要です。
デメリット④電気代が高い
あと、電気代が高いです。オイルを電気で温める家電なので、電気頼み。
もし、オイルヒーターにむいていない部屋や家屋で使用した場合には、ガンガン電気代ばっかりかかって、暖まらない、ということにもなりかねないですよ。
電気代を節約するためには
電気代は、使い方によって多少はおさえられます。タイマーなどをつかって、電気代が比較的お安くなる深夜時間に利用すれば料金もお得に。
あとは、ソーラーパネルなどを設置している家庭だと、比較的、電気代を心配せずにつかえるかとおもいます。目玉ば飛び出る程の料金ではないので、「電気があまったら買取分に回さなくてもかまわない」程度に感じてるのなら、大丈夫です。
ただ、電気代をちょっとでもやすくしたい、損したくないという方にはオイルヒータ自体はむいていないかもです。
ただ、置き場所の工夫で、部屋を効率的に暖かくできて、結果電気代金もやすくなりますので、興味がある方はこちらからどうぞ^^
【過去記事】⇒オイルヒーターの置き場所は?サーキュレータで効率よく暖めます。
オイルヒーターのメリットについて
オイルヒーターのメリットは主に5つ。
- 乾燥しにくい
- 空気が汚れない
- 優しい温かさ
- 音がしずか
- メンテナンスフリー
- 火事の危険性が少ない
オイルヒーターは、色々とデメリットが言われてる割には、人気なのはメリットも多いからです。
なんといっても空気を汚さず、乾燥しにくいのがうれしいですね。
小さなお子さん・お年寄りにとっては重要なポイントです。
気管支喘息・アトピー性皮膚炎の方だとエアコンの風や石油ファンヒーターを使い続けるのは、身体に負担がかかります。その点、オイルヒーターだと身体への負担は少なくてすみます。
私の実家の母親は、気管支喘息なのですが、石油ファンヒーターを嫌がります。
つけると苦しい、というのです。
それなら暖房をつけずに寒い方がまだましだ、と言い切る程です。
若くて体力がある人は感じない事が、身体が弱ってる人・体力のない人・病気の人はつらく感じるのだなぁ、と実感しました。
また、メンテナスフリーなのもメリットです。灯油の準備も、フィルターの掃除も必要ありません。
「オイルヒーターって中のオイルの交換ってしなくていいの?」という疑問に関しては、別の記事にありますので、こちらをどうぞ。
【過去記事】⇒オイルヒーターはオイル交換が必要?メンテナンスフリーじゃないの?
あとは、火を使わない暖房器具なので、火事の危険性が少ないです。
また、長時間使用に耐えられる、というよりも長時間使用することで、よりオイルヒーターのよさが実感できます。
「本当にオイルヒーターってつけっぱなしで大丈夫か?」を調べた記事があります。詳細はこちらになります。
【過去記事】⇒オイルヒーターはつけっぱなしで大丈夫?火事の危険性や電気代をしらべてみた。
まとめ
オイルヒーターのメリットとデメリットをまとめました。
人それぞれ、お住まいの環境や利用の状況によってメリットが大きかったり、デメリットの方が大きかったりするので、
購入の際にはじっくり検討をしてくださいね。
★火事の心配や置き方のコツなどに関する記事はこちらから
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