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数年前から気になっていたオイルヒーター。エアコンの乾燥が嫌い、という方に、とっても人気の暖房器具です。
とかく「電気代がすごくかかる」というオイルヒーターのイメージですが、一方で、その快適さから「オイルヒーターをつけっぱなし」にされている方もいます。
今回は、オイルヒーターをつけっぱなし(長時間連続で利用した時)の火事の危険性と電気代について調べてみましたので、情報をシェアしますね。
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オイルヒーターつけっぱなしで火事になる?
オイルヒーターは、使用上の注意をまもれば火事になる危険性が少ない暖房器具ですよー。
オイルヒーターの火事が起きにくいのは
- 火を使わない
- 安全装置が充実している
などの面で優れている暖房器具だからです。
石油ストーブやガスストーブは、火をつかう暖房器具なので、消し忘れてつけっぱなしにした時のアクシデントの火災が心配です。
具体的には、
- ・うっかり室内干しをしていたタオルがかかる
- ・カーテンが覆いかぶさる
だと、一発で火事になりますからね。
ペットのワンちゃんが、何かストーブにいたずらしてしまったのか、火事がおき、自宅が全焼になってしまったと聞いたことがあります。ちなみにワンちゃん飼い始めて一日目だったそうです。なんだか悲しい話ですね…
オイルヒーターは、こういったトラブルも起きにくいですし、数時間の消し忘れによる火事は起きにくい暖房器具ですよー。
オイルヒーターの火事の原因は?
オイルヒーターのパイオニア的な存在のデロンギの公式サイトでは、「つけっぱなし」で問題ないとありました。機種により違いがあると思いますが、多少の外出くらいなら大丈夫そうです。
デロンギの公式サイト
⇒一日中、何日でもつけっぱなしでも大丈夫ですか?※デロンギは、自社の製品にたいして安全性を公言しています。
オイルヒーターをつけっぱなしの電気代は?
当たり前ですが、連続使用した場合は、使った分だけ電気代はかかります。
「部屋にいない時は、こまめに電源を切った方が電気代はかからないんじゃない?」
と考えがちですが、それでは温度は上がりません。
そもそもオイルヒーターは、連続運転が基本の暖房器具です。そして室内を温めたい温度までもっていくのに、とても時間がかかります。エアコンのように、速攻で温かい風がでてくる仕組みではありません。
部屋の大きさにもよりますが、部屋が温まるのには、おおよそ2時間程度。まだ室内の温度が上がり切らないうちに、「電気代がもったいないから」といって、電源をオフにしてしまうと、折角あたたまりつつあった、お部屋の温度が逆戻りに。
あまりマメにオンオフをすると電気代ばかりがかかってしまうことだけ覚えておいてくださいね。
具体的な電気代はいくらいくらい?
メーカーや商品ランクで若干差がありました。比較的お値段が手ごろな機種で二製品を比べました。
- 商品A…1200KW 32円/1時間 室内の温度が安定すると20円/1時間
- 商品B…1200KW 26円/1時間
- ※27円/1KWの計算(2017年9月現在)
寒い地方では、温度が上がるまでに時間がかかりますし、木造建築ではなかなか温度が上がりにくいです。オイルヒーターも頑張って、設定温度まで温度を上げようとするので、その分電気代がかかります。
上位機種だと、最初の商品のお値段は高いですが、パワーがあるので、電気代は下位機種と比較してお安くすむのではないかと推測できます。
連続装用が基本の暖房器具なので、商品選びの段階で自分が購入をしようとしてる商品の電気代の目安をチェックしてくださいね。大型家電量販店では、消費電力の目安としてお値段の近くに、比較情報として書いてあることが多いですよ。
いずれにせよ、
- ・木造建築で利用する
- ・長時間利用しない
という使い方だと、電力目安よりも電気代がかかるかもしれない事だけご承知おきを。
まとめ
オイルヒーターは、優しい温かさが魅力的ですが、少し取り扱いが難しい暖房器具です。
それを差し引きしても、
- ・つけっぱなしでも安心
- ・空気が乾燥しない
- ・穏やかな温かさ
が魅力的。高齢者や小さなお子さんなど、長く部屋ですごす方にはぴったりの暖房器具です。賢くつかって、厳しい冬の寒さを乗り切ってくださいね。
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