お悔やみで香典を包むときには、新札はNGと言われていますよね。お葬式などの香典は、NGなのは知っていますが、一周忌、三周忌のような法事の香典はどうなんでしょうか?
あらかじめ法要の日程がわかっているので、やっぱり新札を用意すべき?
今回は、法事の香典についてのマナーについて紹介します。新札か、それとも旧札か、新札に折り目をつければOKなのか。新札しかない場合で、迷ってる方も参考にどうぞ。
法事の香典は新札?それとも古札?
新札を用意するのには、手間と時間がかかりますよね。あらかじめ銀行にいって手配しなければいけません。なので、「あらかじめ不幸を予兆していたのでは?」と思われるので、お葬式・お通夜などの香典は新札はNGと言われています。
ただ、一周忌以降の法要などの「香典」は別。法事は「日程」があらかじめ決まってるため、新札を用意すべきか、マナー的な意見も分かれていました。
昔からの慣習として
- ・慶事は新札
- ・仏事は古札
のイメージが定着してるので、新札は避けた方が(個人的には)無難だとおもいます。
旧札(古札)を用意するにしても、
- ・ヨレヨレであったり
- ・折り目がつきすぎてしわしわだったり
- ・破れている
のはNG。いかにも古びたお札は失礼なので、ある程度(?)の古札を使ってくださいね。
ただし、「やはり仏事であっても人に渡すときには新札が望ましい」という意見もあり、香典であっても新札を渡すべき、というマナー支持派も多くなってきています。
結局、ATMや銀行店舗がふえて、簡単に新札が手に入るようになり、家に新札を準備しているお宅が増えたという時代の差?があるからだそうですよ。
結局、法事の香典問題は、どちらのマナーを重視するかによって対応が違ってきます。
- ・従来の「仏事は古札」を重視するなら、新札はさける
- ・時代背景を考えて、人に渡す時のことを考えるのなら新札を用意する
どちらも間違っておらず、考え方の違いなので、しっくりくる考え方を選んでくださいね。
香典の新札は折り目をつければOK?
両方のマナーの折衷案として、「新札に折り目をつけて古札にみたてる」というやり方もありますよ。
「わざわざ新札を手配しているのに、体裁をきにして、折り目を付けるなんてバカバカしい!」という意見もありますが、昔からあるやり方なので、全然おかしくないです。
ただ、あれこれ言われるのがどうしても嫌、という方は、比較的きれいめな古札に折り目をつけて香典につかうのもいいかな、と思います。あと新札が手配できないときなどですね。
ATMで10万円ほど下ろしてくると、折り目の少ない「あれこれって新札?」と感じるお札がありますよね?どんなに綺麗にみえても、本物の新札と比較すると、人の手にわたって使われているのは明らかですが、一見すると綺麗なのでわかりません。
それくらい綺麗なお札を、折り目をつけて香典として使えば、ひとまず体裁は整えられますよ。
かなーり無難なやり方なので、どちらとも取れるやり方で丸く収めたい方は参考になさってください。
親戚ルール・ローカルルールを確認しておくと安心です
法事などで香典をやりとりするのは、「親戚筋」になりますよね。
そうなると、一般論はさておき「ローカルルール」「親戚ルール」を確認しておく方がいいかな、と思います。
「地域の先輩」「親戚の親しい年配の方」に聞くのが一番確実ですよ。聞ける相手がいるなら、聞いてみてくださいね。
香典の新札の折り目について
お札への折り目の付け方ですが、基本的には、どこに付けても大丈夫です。
折り方として多いのが
- ・お札の角を1カ所を小さくおる
- ・縦に1度折る(縦長になるように)
というやり方です。
できるだけ綺麗な状態で渡したいけど、縁起を担ぐ意味で「折る」場合は、角を折る方が多いようです。
逆に、「折ってありますよ!」とアピール?する場合は、縦に折ることが多いです。横におるやり方もありますが、それだと「古札」をいれた?と思われるかもです(^_^;
まとめ
いかがでしたでしょうか。あまり昔ほど気にする人はいないといいつつも、渡す相手によって気をつかいますよね。
ちなみに私の場合、法事の香典は新札を「縦」に1度軽くおって封筒にいれます。実家に渡すときには気にしませんが、義実家に渡す時にはかなり気をつかっていますよ。
マナーは知りつつも、どちらにしたらいいのか、判断つかない、というのが正直なところなので、どちらに比重をおくか、相手や周囲の人をみながら臨機応変にかえていくのが無難なのかな、と思います^^
参考になれば幸いです。
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