職場で一人だけ頂き物やお土産のお菓子が配られない。
そんな行動を「お菓子外し」というようです。
もう15年近く前になりますが、私も「お菓子外し」をされていました。
その後の転職先でも、それっぽいことが。
そのときは「何故、私だけに??!」と悲しい気持ちでいっぱいでした。
当時をふりかえって、今の私が考える「お菓子外しをする人の理由」や「その後どうなったか」などをお伝えします。
もし、今つらい状況にいるなら、参考にしていただければ幸いです。
お菓子外しする人の理由や心理
もう、40半ばなので、派遣・正社員とわず、そこそこ転職回数あるんですが、確実に「お菓子外し」をされた職場と、それっぽいかなーと思える職場、2件ありました。
共通しているのが以下の点です。
- 派遣でお世話になった職場
- 女性が多い職場
- さらに「お菓子外しをする当事者は自己顕示欲が強いタイプ」
その当時は、「私だけ?なんで?」と思ったのですが、今思うと、彼女たちには彼女ルールとしてお菓子外しする正当な理由があったと推測します。
一番しっくりくる理由としては「妬み」「嫉妬」かな、と。
妬む理由はなんだっていいんです。
- 自分よりも男性職員と仲がいい
- 自分よりも上司に受けがいい
- 自分よりも正社員の人達と親しい
とか。
「自分よりも」ってところがポイントです。
私の場合は、派遣社員で一番長かったので、正社員の人と仲良かったんですよねー。
仕事ぶりも真面目でした。
一方で、彼女は私の次に社歴がながい派遣社員で、社交的で華やか。
職場での飲み会とか、積極的にしきっちゃって、とにかく職場でとっても目立ってる感じ。
でも、やっぱり職場となると・・・仕事頼みやすい、頼みにくいってでてくるんですね。
地味でこつこつ取り組む私の方に、って人も多くって。
そうなると、それが気に入らない。むぅ。みたいな。
派遣社員の契約継続の話になったとき、ネックだったみたいで、誰を残すかってなったとき、やっぱね・・。
で、それを彼女、知ってしまったらしいんですよ。
で、二人とも結局、契約更新で職場に残れて、さらにいうなら、彼女の方は語学力を買われて、かなり華やかな仕事をまかされるようになったんですが。
どうやら「許せない」らしくて。え、腹を立てるなら人事にしてよ。
そっから「お菓子はずし」「無視」「仲間はずれ」が始まりました。
そういれば、今思い出したのですが、私以外の子にも、彼女「無視」してたようです。
後から知ったのですが。
どうやら、上司が「今度来る新しい派遣の子は国立大学卒の子だぞ!」といったのが気に入らなかったようです。新しく来た子は、なんで無視されるのか、わからなくて、ぽかーんだったそうで。
ま、要は理由はなんでもいいんですよ。
さらには、「自分にこびてこない」「比較的いじめやすい」「いじめがい」がある人間を選ぶと思われます。
あと、女子カースト的に、群をぬいて「美人」「可愛い」「おしゃれ」「お金持ち」という大抵は子は除外される(と思われます)。
多分、ブスのひがみって思われるのが嫌なんだと思います。
お菓子外し 会社を退職して今思う事
結局、私が起こした行動は「派遣会社の営業に相談」でした。
話をきいてもらうだけでも、結構気がはれました。
同じ派遣会社だった時は「私があの子に一発いっちゃる」と言ってくれたり、別の派遣会社だった場合は、「相手の派遣会社の営業にクレームつけにいってやる」と営業さんにいってもらえて、気がはれました。
実際やるかやらないかはともかく、「私がとってもつらい思いや悲しい思いをしていることに対して、共感してくれて、怒ってくれる」という状況に救われたんです。
だって、相手の本質的な部分を無理矢理、変えることはできないですから、相談しても根本的に解決しないって、心のどこかでわかっていました。
同じ社内でも、見てる人はいます。
ただ「いじめ?」「お菓子はずし?」とまでは気がついている人はいなくて、「なんか、動き不自然じゃない?」←お菓子を配りたくないために、彼女たちは挙動不審になってる事がある。
「どうして、配ってあげないの?」
という事くらいは感じていると思います。
そこに「私、外されてるんだよね」っていうのって、ちょっと勇気がいります。
惨めになる気がして、私はいえませんでした。
いじめられている人が、いじめられていると認めるのはつらいことです。
さらに、私の場合は、状況を察して「お菓子を分けてくれた女性上司」がいたのですが、結果としてNGでした。
「○○ちゃんがくれたお菓子、一緒に食べようね!」といって、私に分けている姿をみられ憎しみを込めた目でにらまれました・・・・。
「すみません、ごちそうさまです」と直接お礼をいった時も無視でしたよ。
彼女にとっては、「お菓子配る←気に入られる為の貢ぎ物」とするならば、私は横取りしてる人間に思えるでしょうし、さらに言うなら、何も労せず、上司と半分こしてる親密な関係を築いている訳ですから。
1度目の職場は、大分長い時間、我慢して相手の方が結婚退職(退職するときも外されました)。
その後、私も半年くらいでその職場を辞めたかな。
二度目のお菓子外しの職場は、私の方が我慢できなくて半年で転職しました。1度目で、懲りたからです。
ちなみに、退職して数年後、近所のスーパーで、「お菓子外し」の彼女とばったり出くわしたことがあります。
彼女は彼女のママと一緒にお買い物。
私は、会社帰りに買い物です。
きちんと挨拶してくれました。
「こちら私の母です」と自分の親をさし「こちらは、会社でお世話になっていた○○さんです」と私をさし、ごく普通のやりとりができました。
相手も「嫉妬」「妬み」が渦巻いてる時は、相手とは口もききたくないだろうし、お菓子を手渡すのに接触するのも嫌なんだと思います。
それは相手の事情なので、触らぬ神にたたりなしだと。
そいういう子は、何気に毎回「コンプレックスを刺激する相手」を探してるので、別に「コンプレックスを刺激する相手」がみつかったら、そっちにターゲットがうつっていくことがほとんど。
一発いってやって、無視やお菓子外しがなくなった、って言う人もいますが、あまり勝ち気でなければ無理せず、そっと放置しておくのが無難かなと思います。。
多分、そういう考えの人を狙うんだと思いますが・・・。
まとめ
正直、お菓子外し、されていた当時は、彼女のこと大嫌いで「けっ。親の顔みてみてーな」と思ってたんですが見ることができました(笑)
さらにいうなら、再会したとき彼女に
「○○(私の名前)さん、ひょっとして、正社員で働いてる?」って聞かれたんですよね。
で、正直に「そうだよー」と答えたら、彼女、顔が引きつっていました。
瞬間、積年の恨みがすっとしたのと同時に「彼女が私を妬んでいたのだ」と確信しました。
そして何気に自分が嫌な面をもっていることも。
時が解決することも多いですが、あまり我慢しすぎるのもつらいので。
外されていることをカムするのは嫌ですが、情況をよく知っていて自分と親しく、共感してくれる人に、ひっそり相談してみるのも手かな、と思います。
確かに、たかがお菓子だし、会社は仕事しにいってるので気にしないという理屈はわかります。
でも、長期間にわたって、何度も何度もされれば、やっぱり気持ちは滅入るものです。
正論だけでは、人の気持ちは晴れません。
一人でも、自分を信じてくれる人が同じ場所にいると思うだけで、とっても心強よくなりますよ。
参考になれば幸いです^^
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