月見団子の作り方の紹介です。上新粉をゆでるだけの簡単なレシピです。
料理が苦手な人にもわかりやすく、手順やゆでる時間など写真付きで公開しています。使っている道具や失敗しやすいポイントも載せてますので、参考になさってください。
月見団子の作り方 上新粉の場合
月見団子を、上新粉でつくると
- 歯ごたえがあり
- 少し固め
の出来上がりになります。もっちりした団子にしたいなら「白玉粉」か「だんご粉」でつくりましょう。上新粉で作ると、食感のイメージとしては柏餅の外の皮のような食感になります。歯でかみきったときに、歯型がつくような粘りや固さだとイメージしてくださいね。
月見団子を、どうして上新粉で作るかというと「お供え用に積む」からです。多少、固めの方が積みやすく取り扱いもしやすいですよ。
また、上新粉でお月見団子を作るときには「蒸す」のが定番です。茹でるのと蒸すのでは、熱の通りが違うため、弾力や食感に差がでます。
上新粉の団子は、地域によっては法事などで作られるため、本格的なレシピがネットででています。家庭で「ちょっとお月見団子を作ってみようかな」というレベルなら、茹でるレシピでも十分だと思いますよ。蒸し器がない人も是非チャレンジしてくださいね。
食べやすい大きさにつくれば茹でつくっても大丈夫ですよ。
月見団子の作り方 上新粉を茹でるだけなのでとっても簡単です
月見団子の作り方の手順を公開します。私自身、料理が苦手なのと(笑)、和喫茶で団子を作っていた経験もありますので、かなり細かく手順をかきました。
【所要時間:1時間(道具をそろえてから団子冷めるまで)】
作ろうとしている月見団子
- お供えとしてピラミッドのように団子を積み上げる
- お供えした後に家族で食べる
- アレンジとしてあんこやきな粉をまぶして食べる
十五夜のお供え用の団子の基本は4.5センチです。でも、直径4.5センチはかなり大きくて、大人でも歯でかみきらないと食べられません。
今回は、お供えした後に家族でそのまま食べる前提で、食べやすい直径2センチ程度で団子を作ります。また、団子をアレンジして食べるため、レシピに砂糖はいれません。お好みに合わせて砂糖をいれて作ってくださいね!
用意するもの
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- ・上新粉(200g)直径2センチのお団子がおおよそ24個つくれます
- ・ボウル
- ・鍋
- ・まな板
- ・包丁
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上新粉はスーパーで売ってるもので十分です。水でこねてもOKのものを選ぶと簡単ですよ。裏の「作り方」をみて確認してくださいね。
上新粉は、練る時に熱湯をいれると粘りがでます。でも、熱いうちに手早くこねるのは慣れた人でも難しいので、簡単に作りたいのなら「水でこねてもOKですよ」と明記してある上新粉を選んだほうが失敗は少ないですよ。もし、水OKの上新粉がなければ、ビニール袋を手にかぶせて、チャレンジしてみてくださいね。
月見団子の作り方の手順
↓鍋にお湯をわかります。
私がつかったのはビタクラフトという鍋の4リットルです。水を2リットルいれました。一旦、お湯が沸くと冷めにくい材質の大き目の鍋をつかっています。200gの上新粉の団子をつくるのに、2リットルのお湯をつかったという目安にしてください。
手早く簡単に団子を作ろうとすると、小さな鍋を使いがちですが、大きい鍋をつかってくださいね。火の通りは均一で、上手に仕上がります。一度にたくさん作ろうを思うと、大量の水と大きな鍋が必要ですよ~。
小さい鍋だったり、お湯が少ないと、団子をいれたときに、鍋の中の温度が下がります。お湯の温度が下がると、団子の中に火が通るまで時間がかかります。ゆでる時間ばかりかかると、団子が浮いてこない、外側だけでダラダラで、中がこなっぽい仕上がりになりますよ。
↓粉をこねます
私がつかったのは直径25センチの大き目のボウルです。
上新粉でお月見団子を作ったときに「粉っぽい」は、水が不足しているか、もしくはコネ不足です。ボウルが小さいと力がはいらず、粉っぽくなりやすいですよ。
小さいボウルで指先だけでこねるよりも、手のひらを下にプッシュするようにこねる方が、力も入りやすいですし、結果的にはこねる時間は早くすみますよ。上新粉をこねるなら大き目のボウルをつかってくださいね。
↓水をいれていきます。
今回つかった上新粉は150ml~170mlが適量とあったので、3回にわけていれました。上の画像は1回目の画像です。まだまだ粉っぽいですよね(笑)
水を何回にわけて入れたほうが、少しずつ全体に水が均一に混ざります。私は一回目はへらをつかいまいたが手でもOKです。
↓三回目の水をいれて捏ね上げた画像です。
手早くこねていかないと、全体が乾燥してひび割れてしまいます。この程度になるまでまとめ上げてくださいね。「耳たぶ程度」と表現されますが、私の感覚ではもうちょっと固いかな、とおもいます。全体がべとつかず、指を押したときに形がきれいに残ればOkです。
この分割した塊を棒状に伸ばします。直径2㎝の棒2本。おおよそ全体で30㎝の長さになりました。
↓その後、包丁で切った画像です。どの程度の柔らかさか、わかりますでしょうか?
均等の大きさにするため、まずは真ん中に包丁をいれます。今回は、直径2㎝程度の月見団子にするため、1本を12個になるように包丁をいれました。それを2本おこなったので、全体で24個できましたよ。これを丸めていきます。
1本目の作業をしていると、待機している上新粉の塊が乾燥してきます。濡れた布巾をかぶせておくと乾燥防止になりますよ。
丸めるときに、真ん中を少しくぼませると、団子にしたときに積みやすいといわれています。お好みにあわせてくださいね(^^♪
↓鍋に作った団子をいれていきます。
ぐらぐらお湯が煮たっていた鍋に、団子をいれた画像です。団子をいれたことで、お湯の温度が下がった写真です。グラグラしてません。火は中火です。
月見団子を茹でてつくる時に、茹でる時間を気にするかたは多いですが、「利用する鍋」「鍋にいれたお湯」「いれる団子量」によって違いがあるので、一概に〇分茹でるでと出来上がる、とはいきれません。浮いてこないと、心配になりますが、根気よく待ちましょう。もし、多めにつくっておいて、心配なら試食もアリですよ。
↓しばらくして、鍋の温度が上昇し、お湯がグラグラしてきました。団子が浮いてきてるのがわかりますか?
ここから、さらに1~3分待つと商品の説明書にありました。でも、試食をしてみると、まだ中が固い・粉っぽい感じだったので、実際は、4分くらいは茹でたと思います。
↓用意しておいた冷水に団子を入れます。
余熱で、団子がダラっとしないように、冷水で冷やします。鍋から救い上げるときには、茶こしをつかいました。冷水につけたままだと、ふやけてしまうので、ある程度さめたら冷水からすくいあげて、トレーに並べて冷まします。
↓最期、出来上がりの団子の断面の写真です。
断面の色がほぼ均一になっていますね?粉っぽいな、と感じるときには、外側と中の色が違いますよ。まだ中まで火が通っていないという証拠です。
こればっかりは食べてみないと(笑)、わかりません。上新粉の団子を茹でる時間を調整するため、私は今回2個試食しました。ちょっと多めに作ることをお勧めします。
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⇒『月見団子の並べ方 十五夜の団子の数は何個?入れ物の器はどれにする?』
月見団子の作り方 まとめ
いかがでしたでしょうか?ある程度、「完成の」目安がわかっていると作りやすいので、是非参考にしてみてくださいね。
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