ここ数年、コッペパンブームがきてます。専門店も出店されるくらいですから、かなり勢いにのってますよね。
でも、コッペパンってどんなパンかご存知ですか?
給食のパンだよ、と言われても私は正直ピンときません。そうだっけ?
そもそもコッペパンて、日本の発祥?フランスパンみたいに海外からきたの?そんな素朴な疑問がよりぎました。
今回は、コッペパンの語源・由来について調べましたので情報をシェアしますね。
コッペパンってどんなパン?
コッペパンって聞くと馴染みが薄く感じますが、こんな感じのパンです。
ああ、あれね。とみておもいだしました。
食パンじゃないパンって読んでましたよ。確かに給食にでてました。私が記憶する限り、パサついていた触感で、あまりおいしくなかった記憶があります。
コッペパンの語源は?
コッペパンは日本で作られた「造語」です。
コッペ+パンですね。
コッペには諸説あって
- ・フランス語説
- ・ドイツ語説
とあります。
コッペ=フランス語説
コッペパンの真ん中をきって具をはさんで食べることが多いため、
仏語で「切られた」を意味する「仏: coupé(e)クーペ」がなまってコッペになった。
「仏: coupé(e)」クーペには箱形馬車の意味もあるので、形からきてるという説もあります。
自働車のクーペも同意味ですね。
発音に関しては、クーペパン⇒コッペパンってちょっと強引な感じが(笑)
コッペ=ドイツ語説
ドイツ語kuppe(丘)・kopf(頭)からきている。
こちらはコープ⇒コッペですね。こちらも強引(笑)
いずれにせよ、名前自体は外国語がなまって「コッペパン」になりました。
コッペパンの由来は?
アメリカで修行し、アメリカ式製パン法の普及に尽力した田辺玄平を祖とする丸十製パンによれば、大正8年(1919)に陸軍に納入するために開発した、食パン生地を使った小型パンをもってコッペパンの元祖とし、丸十の「十」にちなんで毎月10日を「コッペパンの日」としている
ウィキペディアより
田辺玄平さんは、日本で初めてイーストをつかったパン製法を開発した方。田辺玄平翁が、1919年に陸軍に納入するために開発したパンがコッペパンの最初です。
今から約100年前ですね。
日本のパンの歴史は明治時代にさかのぼります。パンはちょっと「珍奇」な食べ物としてみられていましたが、お米が不作の時の代替品としての役割を担うようになりました。そして、段々と、私たちの生活に浸透していきいきます。
明治・大正と時代が移り変わり、パンは自家製ではなく大量生産できる仕組みがつくられていきます。そんな時代を経て、軍への納入するパンとしてコッペパンは開発されました。
コッペパンの特徴として
- ・作る時に簡単(食パンは成型した後、スライスする手間がかかる)
- ・配膳・配給・保管にも向いている
多くの人に供給できるように考えられてるパンですね。
なので、戦後の給食でも取り入れられていました。実際、昭和の30年代の学校給食はコッペパン率が高く、だんだんと食パンやごはんが登場するようになります。
- コッペパン=給食=まずい
- コッペパン=古臭い
というイメージなのは、学校給食や配給などの背景があるからなのではないか、と思います。当時は、大量生産・保存がきくことを優先させてるので、コッペパンの味が二の次なのは仕方ないですね。
まとめ
市販されているコッペパンも、学校給食のコッペパンと比べると格段においしいですが、今ブームになっているコッペパンは、コッペパン専門店なだけあって、
- ・麦粉
- ・発酵
- ・焼き方
などなど、かなりのこだわり製法。中に挟む具も、バリエーションがききますしね。
コッペパンは、大量生産・大量保管の時代を経て、おいしさを追求する時代になりました。
実際、外国の方が「コッペパン」をみると「Oh!」となるようです。パンに焼きそばをはさんで食べるのは日本独特の食文化なんですね。
外国語がなまってつけられたコッペパン。「まずい」「かたい」のイメージだったのが
どんな風に変化してくのか注目したいですね。
今、ちょっとしたブームにのってる「名古屋の喫茶店 コメダ」が発売したコッペパンが話題になってます。コッペパンもここまできたか・・・と唸りがでる一品。日本は豊かになったのだなぁ、と実感デス⇒コメダのコッペパンの定番メニュー!「やわらかシロコッペ」が激ウマ!
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