ズボンを新しく購入した時、まず気になるのが「丈」ですね。ショップでお直しできる時ばかりじゃないですものね。
- 「お店で直せなかったズボンの裾直しをやりたい」
- 「子供の成長に応じてズボンの丈を直したい」
という人も少なからずいるはずですよね。そこで今回は、スーツの裾直しの方法を紹介しますね。
素材や形によっては、お店にお願いした方が満足いく出来栄えになります。せっけくお直ししても、失敗しては残念なので、自分で直すかそれともお店にお願いするかの見極めをしっかりしてくださいね(^^)/
ズボンの裾上げの方法
まず、ズボンの裾上げの方法ですが、直し方は2通りです。
- お店に任せる(専門のお店に任せる)
- 自分で直す
自分で裾上げできるなら、それに越したことはないのですが、ちょっとセルフでは難しい時がありますよ。
お店に任せたほうが綺麗に裾直しが仕上がるズボン
・ブーツカットの裾
- ・先が極端に細くなっている裾
- ・脇にチャック(ファスナー)などがついている裾
- ・ブランドのズボン
- ・礼服のズボン←長く着るので!
- ・生地が分厚いジーンズ・デニム生地
は、ちょっと自分では難易度が高いです。
できても、美しい仕上がりになるかどうか自信がない場合は、専門店に持ちこんで相談するのをおすすめします。ブランド物やスーツだと、万が一自分で失敗してしまった場合、逆に出費がかさみますもんね。
後半、直し方の具体的なやり方を写真付きで紹介しています。仕上がりやり方をチェックしてみて、ご自分で補修をなさるか決めてみてもいいかなーと思います(^^)/
自分で裾直しがしやすいズボン
- ・子供の幼児用の保育園/幼稚園の服
- ・パジャマなどの家用の服
- ・学生服の裾
- ・スーツの裾
- ・作業着/チノパンなどの綿素材の裾
なら、かなり簡単に治せます。グッズを活用すれば問題なし!
ただし、スーツや学生服でも「ダブル」だと、自宅でちょっと厳しいかも(´;ω;`)ミシンがあればうまくできますが、手縫いで簡単に直すのはむつかしいですよ。
後半、やり方を紹介してるので、是非チェックしてみてください。
ズボンの裾上げ どこに持ちこむ?お店は?
ズボンの裾上げの補修ですが、以下のお店で受け付けてくれますよ(^^)/
チェーン店として有名なのは
などですね。ショッピングセンターにはいってることが多いですよ!また、「クリーニング店」でもお直し対応してくれる場合があります。
ズボンの裾上げの料金の相場はいくら?
お店によって値段の違いがありますが、数百円~2千円程度です。ズボンの形や素材によって手間が違ってきますので、費用にも差があります。
あらかじめ依頼をする前に店に料金確認は必ず行ってくださいね!ついでに、その時に仕上がりの時間も確認しておくと安心ですよ。急ぎの場合は、一言、添えた方がいいかもしれません。
プロがきっちり仕上げてくれるので、綺麗に仕上がりますし、耐久性もあります。手間や道具をそろえることを考えると、数百円でやってもらえるのなら安いと感じる人も多いですよ。
ズボンの裾上げの失敗しないためのポイント
次にセルフで家で直す場合です。失敗しないコツとしては、自分がどういう風に裾上げするかをあらかじめ決めておくことです。
まず、裾を短くする場合、切るか、切らないかを決めてください。切ってしまうと後から後悔しますので、最初にメリットとデメリットを抑えておきましょう。
ズボンの裾上げで生地を切るメリット・デメリット
裾を切ると、裾が切りっぱなしになってすまうので、ロックミシン(ミシンのかがり)が必要です。一方で、裾の折り曲げ部分が少ないので、裾回りがすっきり綺麗に見えるメリットがあります。
ズボンの裾上げで生地を切らないメリット・デメリット
切らない場合は、手間は減りますが、裾の折り返し部分が多くなり、もたつき「ダサい」印象になります。あと、布が重なっている分、分厚くなるので、ごわつくので履きにくい
ですよね。
一方でメリットもあります。
・学生服などゆくゆくは裾を伸ばして着る
- ・作業服などの会社・バイトから貸与されており返却する予定
は、生地を元に戻し元に戻すことができます。切ってしまうと、もとに戻りませんもんね。
会社やバイトの服は、裾直しの時にきっちゃってもいか、勤務先に確認したほうがいいかもしれませんね。
ズボンの裾上げの簡単なやり方
実際にズボンの裾上げを自分でする場合、いくつかやり方があります。それぞれメリットデメリットがありますので、ここもチェックしておきましょう!
ズボンの裾上げのやり方 ミシンの場合
メリットとしては
- ・丈夫に仕上がるので洗濯に耐えうる
- ・表からみた時のステッチがカジュアルな雰囲気に仕上がる
ガンガン洗濯する服に向いてます。あと、デニムの裾のようにあえてミシン糸をステッチで見せるのもかわいいですね!どちらかというと、普段着や作業着のようなズボンに向いてます。
デメリットとしては
- ・ミシンがないとできない
- ・ミシンの取り扱いが難しい
- ・一度、裾直しをすると生地が穴に大量にあいてしまう
ミシンの取り扱いに不慣れだと、「ミシンのまつり縫い」「かがり縫い」などちょっと難しいです。あと直線縫いだと、生地にたくさん穴が開いてしまいます。
裾を元に戻して着る予定のある服には不向きかもしれません。
ズボンの裾上げのやり方 手縫いの場合
ミシンと比較して手縫いは簡単です。基本、針と糸があればだれでもできます。アイロンでプレスすれば仕上がりもきれいです。
↓左がもともとの裾(ミシン)、右が補修後(手縫い)の仕上がりです。ほとんど縫い目がみえませんよね?これ「まつり縫い」という縫い方で縫っています。
手縫いは慣れれば、さほど時間もかかりません。
ズボンの裾上げを手縫いでする方法 生地を切らないやり方
元に戻す時にもとっても簡単なので、生地も切らなくてすむので、個人的にはおすすめの裾上げ方法です(^^♪
具体的な作業手順についてはこちらの記事をどうそ。
ズボンの裾上げを手縫いでする方法 生地を切るやり方
生地を切らないで裾直しをするとちょーっともたつく感じが気になります。すっきり仕上げたいなら、生地を切るやり方にしましょう。
丈の長さを決めてしまえば、一番綺麗に仕上がるやり方ですよー。
ズボンの裾上げ テープのやり方
手縫いよりもさらに簡単なのは「裾上げテープ」をつかった裾直しです。ただし、これもでデメリットがあって、
- ・テープの粘着力によっては接着テープがはがれてしまう
- ・テープをはがした時に糊や接着ボンドが生地についてしまう
失敗した時ややり直しする時などにちょっと面倒(´;ω;`)
さらに、テープにも種類があって
- ・テープの粘着力
- ・テープの幅
- ・接着面が片面 OR 両面
で、仕上がりや耐久性に差がでます(´;ω;`)
絶対に、裾上げテープをはがさないっていう前提なら、超強力、両面テープを使うのがおすすめです。商品によっては、クリーニングにだしてもはがれないっていうものもあります。逆に、粘着力が弱いと1度・2度のお洗濯ではがれちゃうってことも。
そうじゃなくて、手軽にパッと裾上げできて、まぁ、はがれちゃってもいいかな。という程度なら、百均にも裾上げテープがあります。
↓こちら百均(ダイソー)の裾上げテープで裾直しした画像です。
思ったよりも、粘着力があったので十分活用できます。具体的な作業手順についてはこちらの記事をどうそ。失敗しないコツやアイロンの使いのコツなども紹介しています(^^)/はがれにくいテープの接着のやり方を紹介してます。
⇒『ズボン裾上げテープのやり方 アイロンの使い方や失敗しないコツ』
さいごに
裾上げは、ズボンの生地や道具によって直し方が全然違います。一番、費用がかからないのは自宅で自分でするやり方ですが、果たして直した後の仕上がりに自分が満足するか、どうかですよね(´;ω;`)
子供の服なら、まだ大丈夫ですが。
「会社のスーツのスラックスの裾」「礼服のスラックスの裾」だと、かなりダメージがあります。長く着ることが前提ですし、お値段もだして購入してますものね。
数百円~千円台で裾直しをしてもらえるのを安いと感じるか、高いと感じるか安いと感じるか。状況に応じて、デメリット・メリットをチェックして、失敗しない直し方を選んでくださいね。
★ネットでお直しできるショップさんを紹介しています。興味のある方は是非どうぞ。
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