せっかく買ったシャツのサイズが合わないとがっかりですよね。丈が長いとダサイ印象になってしまいます。
「でもシャツの着丈だけで、お直しに出すのには、ちょっともったいない」
とも思ってしまいます。ユニクロで千円ちょっとの金額で、お値打ちに購入してきたネルシャツだったりするとなおさらです。そこまでして、直すべきか??
丈詰めくらいなら自分で直せますよー。手順とコツさえ押さえれば簡単です!
今回は、私が実際に行ってたセルフのお直しの縫い方や手順、失敗しやすいポイントを写真付きで公開します。素人ですが、家庭で着用するには十分です。
丈さえ直せば、気に入ったシャツを気分よくきれますので、ササッとセルフのお直ししてみましょう!
シャツ着丈の直し方のポイント
シャツの着丈直しをする確認する点が2つ。
- シャツの形
- シャツの素材や色
です。シャツの形でお直ししやすい形と、しにくい形があります。とくにサイドをチェックしてください。ごく普通の三つ折りされているカーブだけなら、やりやすいです。
でも、ちょっと変わったデザイン
- ・スリットが入ってる
- ・立体構造になっている
だと、自分でお直しするのはむつかしいかも(´;ω;`)
あと、シャツの素材や色です。シャツは「ポリエステル」など薄い素材だと扱いずらいです。ペラペラ・ツルツルしている素材だと滑ります。また、色によってはお直し跡の糸が目立つこともあります。
いわゆる素人のお直しなので、ある程度のレベルになっちゃうのは仕方ないです。「薄手や厚手」の物や、ミシン糸が目立つ「単色」のシャツはお直しするときに注意してくださいねー。
自分でお直ししやすいのは、
- ・綿のシャツやネルシャツなど、すべりにくく、ある程度の厚みがある生地
- ・チェックのシャツなどの柄シャツ
です。チェックだったら全然、余裕です(笑)多少、縫い目が曲がっていても気がつきません。自分で直せそうかなーと思ったらチャレンジしてみてくださいね(^^♪
やっぱり、
「バッサリ切ってしまうのが怖い」寸分たがわず「デザイン通りに丈詰めしたい」い時は、お洋服のリフォームのお店に相談してみてくださいね^^
洋服のお直しをどこに持ちこめばいいかは、こちらからどうぞ(^^♪
⇒『スーツが破れた時の直し方 おしりの破れや股の補修はどうする?』
シャツの丈詰めの縫い方・やり方の手順のポイント
丈詰めの大まかな手順としては「詰める丈を決める」「ラインを決める」「カットする」「縫っていく」の4工程です。
ただ、詰める丈を決めたら
- 全体のバランスをチェックすること
シャツのデザインによっては、後ろのお尻部分だけながかったり、前と後ろが同じ丈だったり、違いがあります。
うっかり丈を直してしまって、
- 「あれ??前こんなに短かったっけ?」
- 「横はこんなに短いのは恥ずかしい!」
と失敗しないように「全体に2㎝詰める」と決めたなら、2㎝つめた場合の「横」「後ろ」「前」のバランスをチェックしてください。
プロじゃないので、厳密じゃなくてもいいと思いますが、やっぱりあまり短いとダサくなっちゃいます(;^_^A 丈が短いと、子供っぽくなる感じです。
シャツの着丈直しを自分でする時に用意するもの
- ・アイロン
- ・アイロン台
- ・ハサミ
- ・ものさし
- ・チャコペンシル
- ・ミシン
- ・針
- ・ミシン糸
- ・しつけ糸
シャツの縫い合わせと同じ色のミシン糸を使ってくださいね。今回、ミシン糸は白をつかいました。しつけ糸は100(ダイソー)商品です。
あと、チャコペンシルは自然に消える(洗うと取れる)タイプのものをつかいました。。1本もっておくと便利です。ガンガン間違えてもOK!
シャツの着丈詰めの縫い方 ミシンか手縫いか迷ったら
シャツの着丈ですが、縫い方は手縫い OR ミシン2通りあります。どちらでも治せますが、今回、私はミシンをつかいました。。夫のシャツなので、彼の要望です。
ミシンのメリットは
- ・ミシン目が表からみえる
- ・詰めた後の折り返しの押さえがになる
です。
ミシン目が表から見えなくてもいいなら、手縫いでもOK!(と個人的には思います)
ミシン目が見えている方が、カジュアルな雰囲気になります。あと、ミシンの方がやっぱり丈夫な感じはしますねー。
半面、ミシンは上手く縫えないと、縫い目がグニャグニャしてかっこ悪い仕上がりに。(´;ω;`)
慣れない方は、手縫いの方が無難な仕上がりになりますよ。ご自身の手芸の腕前の応じて「ミシン」と「手縫い」を使い分けてください(^^♪
今から作業の工程を公開します。途中までは手縫いとミシンと工程自体は同じなので、どちらの方法も参考にしていただけます。最後までみていただいて、どちらにするかを決めていただいてもいいかもです(*´з`)
シャツの丈詰めやり方の手順
↓①着丈をどのくらい短くするかを決めます。短した時のシャツをイメージして、前・横・後ろから「短すぎないか」を最終確認してください。
今回は、コチラの1200円程の特化価格で購入したユニクロ ネルシャツを直します。
↓②今回は6㎝ほど全体を詰めていきます。正面のボタン合わせの部分に「ものさし」を垂直にあて、6㎝の部分に「出来上がりの線」の印をつけていきます。
↓③物差しを、シャツのカーブにそって少しずつずらしていきます。6㎝の部分に、紫の線が少しずつ見えますよね?これが出来上がりの線です。チョンチョンチョンと少しずつつけえていき、最終的につなげていくような感じです。
↓④6㎝の出来上がり線の下に仕上がり線をひきます。先ほどの6㎝よりも1.5㎝程下にもう1本ラインをひくと綺麗に仕上がりますよ。
出来上がり線の6㎝の1.5㎝下ということは、裾からの長さは4.5㎝になります。③の作業を行い4.5㎝のラインを引いてください。
今回は1.5㎝にしましたが、この幅が広ければ広いほど、縫う時に簡単になります。でも、正直、幅が広いとかっこ悪いです。かといって狭すぎると、難しい(´;ω;`)
だいたい、1.5㎝くらいが仕上がり的にも作業的にも問題なくできるレベルかなーと思います。器用な方なら、1㎝でもOKだと。
↓⑤ ④でつけた印にそってハサミを入れます。ハサミは下の写真のように、刃の中ほどで切っていくのがコツ。最後まで「チョッキン」とハサミを全部閉じずに、ハサミの刃を少しずつ閉じながら、ハサミを移動をさせて切っていきましょう。
↓⑥ ③でつけた出来上がり線にそって、アイロンをかけます。当て布をあて、スチーム機能をしっかりつかってアイロンをかえてください。
どんな布を当て布にするかは、こちらの記事で詳しく書いてます。参考にどうぞ(^^♪
↓作業はすこーしずつ折ってはアイロン、折ってはアイロンの繰り返し。とくにカーブの部分は折る幅を細かくしてアイロンをあてていくのがコツ。綺麗にカーブが出ますよ。
↓⑦折り目をさらに半分にし、⑥の作業と同様アイロンをかけて折り目をつけます。裾のきりっぱなし部分が三つ折りでくるまれます。
↓⑧しつけ糸で固定します。待ち針よりも断然しつけ糸の方が作業がしやすいので、ひと手間かけてください。しつけ糸がない場合は、ミシン糸で代用してもOK(もったいないですが)。下の写真のように、糸で布を救い上げる感覚を長くとってください。
「———— ————」みたいなイメージです。真ん中よりちょっと上くらいに縫うとベターです。
ここから、ミシンと手縫いで工程が違います。手縫いで縫う場合は、こちらを参考にしてください。まつい縫いの縫い方を詳細に書いた記事です。後半から参考にしていただけます。
↓⑨ミシンをセットし、上糸と下糸の調整がうまくいっているかをチェックします。布の厚さや素材によって、上と下の糸のひっぱり具合が変わってきますので、ミシンを使う場合は必ずチェックしてくださいね。
試し縫いは、先ほど切り落とした布を使ってください。
↓⑩針を落とす位置を決めます。おおよそ折り目の部分から1ミリ外側がきれいに見えます。下写真の位置で、わかりますかね?位置をきめたらゆっくり針を落とします。
特に最初のスタートは、布が分厚くなっているので、(ミシンのパワーにもよりますが)ひっかかりを感じることが多いです。布をひっぱらない程度に、ゆっくりと両手で布に力をかけ、押し出すように縫いだしてください。
↓⑪縫いだしの様子です。最初はゆっくり、途中からは、ややゆっくりで。カーブの部分は慎重に布をずらしつつ位置を調整して縫ってください。失敗したくないとおもって、あまりミシンの速度を落としすぎると、逆に「ぐにゃぐにゃ」のミシン目の仕上がりになってしまうので、適度な速さは必要です。
↓出来上がりの画像です。丈自体は短くなっているですが、一番下のボタンの位置がやっぱりかっこ悪いですよね(´;ω;`)
丈直しってこういうことが起きるので、普段着にはいいんですが、余所行きのお洋服は慎重にやらないと、です。
↓着用の画像です。「普段着だし、作業着の下にきるからいいよー」と夫にはいってもらえました。こういう着こなしなら、不自然ではありませんね。
楽天で着丈直しの注文ができます
今回、自分で着丈をつめるやり方を紹介しましたが
「道具をそろえるのが・・・」
「自分で直すのはちょっと自信ないなぁ」
「やっぱり面倒そう」
こんな風に感じる方も方もいらっしゃいますよね。
実は、楽天市場で「お直し」の注文ができますよー。
特に「お直し工房」さんは、お値段も良心的で、仕事が丁寧と楽天での口コミも好評です。
地元で実績ありの実店舗をもっているお店の楽天ショップなので安心ですよ。
セールの時期はクーポン発行していることがありますので、気になる方は是非チェックしてくださいね。
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