スーツなどのジャケットのボタン付けは、やってみると意外に難しいですよね。上着の生地が分厚いので他の服と比べてもボタン付けがしにくいです。
付けたとしても、
- 「ボタンを付ける位置がずれてしまった」
- 「ボタンの付け方を失敗して、上着を閉じたときに変」
ということも。実はジャケットならではのボタンの付け方があって、ちょっとしたコツあるんですよ。
そこで今回は、初心者の人でも簡単につけられるようにジャケットのボタンの付け方の手順や道具などを写真付きで紹介します。糸の太さやボタンを付ける位置など。
「スーツのジャケットのボタンが取れた!」と困っている方は、是非参考になさってくださいね^^
ジャケットのボタンの付け方のコツ
ジャケット(上着)のボタン付けのポイントは
- ボタンの縫い方をそろえる
- ボタンの糸の色をそろえる
上着のフロント部分のボタンは目立つ位置にありますよね。正面なので、縫い方には注意したいところ。とれてしまったボタンの縫い付けに失敗すると意外に目立ちますよ。
位置や高さに失敗すると、
- ・上着のボタンをとめた時にのシルエットが微妙によれてしまう
- ・ボタンが閉めにくい
とちょっとかっこ悪いかも。ちょうどいい位置や高さにボタン付けしましょう。
また、とれてしまったボタン1個だけを付け直しをする時は、
- 糸の色
- 縫い方
を、他のボタンとそろえましょう。
もし、ピッタリする糸が用意できない突起は、せめてフロントから見えるボタンの縫い付け糸の色くらいは、そろえておきたいですね(^^)/
縫い方にも種類や特徴があります。詳しく紹介してる記事はこちらになりますので、興味のある方は是非どうぞ。
⇒『スーツのボタンの付け方!上着やジャケット袖への縫い方を紹介』
ジャケットのボタンの付け方 初心者でも簡単に!
今回は、四つ穴ボタンをクロス(十字)にボタン付けする方法を紹介しますね。
ジャケットのボタンの付け方 道具
- 針(短め)
- 糸(手縫い用)
- ・ボタン
- 糸切りばさみ(必要に応じて)
↓これが私が用意した道具です。
ボタンの付け方 糸の選び方
ボタンを付ける時に用意する糸ですが、今回、私は家にあった手縫い用の糸を使いました。
私はコスパ優先なので、手縫い用になんでも使える糸や、100円均一などのグッズを使ってます。
こちらセリアでみつけた縫い糸セットです。実際につかってみたのですが、やっぱり糸が細いかも (´ε`;)ウーン…
色さえそろえればいいのなら、十分です。
でも、ボタンが取れないように、しっかり付けたいなら「ボタン付け専用の糸」をおすすめします。「ひっぱり」や「すれ」に強い糸です。
高価なボタンだと、ボタン1つ落ちると、とりよせですものね。
スーパーなどでも「手芸コーナー」に「ボタン用」と表示がある糸が売ってます。色の種類が少ないのが難点です。
netto専門店なら色も豊富でしっかりした糸が手に入りますよ。よろしければ参考に!
ジャケットのボタンの付け方の手順
まずはボタンを付ける準備をします。
↓ジャケットのボタンが取れてしまった場所をチェックしして、糸が残っている場合は、しっかりとっておきましょう。
指で触って取れるならそれでもOK。もし糸が抜けない場合は、糸切りばさみで生地を傷めないように、そっと糸を切り落とします。
↓糸を準備します。50㎝ほどに切り二本取りにして、玉留めします。二本取りというのは、針に糸を通し、わっかの状態にして端と端を結ぶ方法です。
あまり長すぎると、ボタン付けをしている時に糸が絡まります。専用の糸だと滑りがいいので、作業をしてる時にも絡まりにくいです。
ボタン付けの最中、糸が絡まってしまって作業がしにくいなら、心持ち短くして作業をすすめるとやりやすいかもしれません。
ボタンの付け方 位置を決める
↓ボタンの付け方の位置をきめます。
ボタンがついていた位置には生地に穴が空いているはずなので、そこにジャケットの「表」から糸を「裏」まで糸を通し、針を再度「表」にもってきます。
いったん、ジャケットに糸をしっかり縫い付けることで、ボタンの固定をしっかりさせます。
ボタン付け方 隙間を固定する
↓ボタンを写真のようにつまみます。このまま、つまんだまま作業をします。しっかりとボタンが固定でき、ボタンと生地との間の隙間もしっかりできます。
つまんだボタンに針と糸を通します。どの穴でもかまいません。どれか1つに穴をとおしてください。
針と糸を穴に通したら、対角線上にある穴に縫い付けをします。写真の場合は、左下の穴から右上の穴に縫い付けています。
2~3回ほど縫い付けたら、今度は、右下の穴から左上の穴に縫い付けます。こちらも2~3回ほど縫い付けてください。表からみて、綺麗な「×」になればOK!
ボタンの付け方 取れにくくする玉止めの方法
↓十字の「×」に縫い付けたら、ボタンと生地の間に針と糸を出します。
ここには指1本分の隙間がありますが、ちょっと弱いんですよね。ですので、糸生地とボタンの間に、糸をグルグルとしっかり巻き付け固定をします。3、4巻き程度でOkです。
↓写真のように隙間が固定されると「足」ができて、ジャケットのボタンの開け閉めがしやすいです。
↓最後は人差し指に、糸を引っかけて輪っかをつくり、針と糸を通します。
人差し指を抜き、針と糸をすっと引き抜くと、輪っかが絞られてボタンが固定されますよ。
↓最後は玉留めをします。玉留めしない方法も試しましたが、私は不器用なのでできませんでした。素人のボタン付けなので簡単に済ませたいなら玉留めでも全然いいと思います。
玉留めしたら、ボタンと生地の間の「足」の部分に針を通し、玉留めを隠します。糸切りばさみで糸を切ればできあがりです。
作業手順を動画でみたい場合はこちらをどうぞ。ジャケットの袖のボタンの付け方も紹介しています。
⇒『スーツのボタンの付け方!上着やジャケット袖への縫い方を紹介』
まとめ
なれないと、ボタンをつけても使いにくい付け方だったり、ボタンの向きや位置がおかしくなってしまったり。
コツは、「ボタンをしっかりつかんで縫うこと」ですね。できるだけ、針と糸を垂直に通し、ボタンをしっかりつかんでおくと、仕上がりも綺麗になりますよ。
プロのように綺麗な仕上がりとまではいきませんが、普段に使う上着やジャケットなら十分ですので、是非、チャレンジしてみてくださいね。
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