防虫剤の中でも特に臭いが強いのが「樟脳(しょうのう)」です。長い期間タンスにいれっぱなしにしておくと、服や着物だけでなくタンスに臭い移りをしてしまうことも。
クリーニングに出すこともできないですし、タンスを買い換えもできないくて、困っているという声がちらほら。
そこで今回は、タンスについた樟脳の臭いを消す方法について紹介します。困っている方は是非参考になさってくださいね^^
樟脳の臭いがタンスについてしまったら?
まず、樟脳の臭いの原因を特定しましょう。樟脳をいれていたのなら取り出しだします。その上で、タンスの引き出しの中に入ってる服を、いったん外にだし臭いを消しましょう。
臭いが移ったままも服をそのままだと、また別の服にうつってしまいますよ。
- ・洗濯をする
- ・クリーニングに出す
など、対処してくださいね。臭いの元をしっかり取り除いてからタンスについてしまった樟脳の臭いを取りましょう!
詳しくはこちらをどうぞ^^
⇒『服についた防虫剤の臭いの取り方 ナフタリンや樟脳の臭いの消し方はコレ』
また、長期間タンスを開け閉めしていないと、「カビ」が発生していることも。さらにタンスの周辺がホコリっぽいなら要注意。ホコリは臭いを吸い取るんですよ。タンスの中だけでなく、タンス周りの「ホコリ」や「カビ」なども掃除をしっかりしておきましょう。
タンスについた樟脳の臭いを取る方法
タンスの中身も出して、周囲も掃除をしたのなら、タンス本体にとりかかります。どの防虫剤も基本「気化」するものです。
ですので、洋服などの中身を全部出したあと、引き出しを開けっぱなしにしておくだけで、臭いは薄れていきますよ。
ただ、長い間かけてしみこんだ「樟脳の臭い」は、ちょっとやそっとではとれないので、
- ・タンスの中身を固く絞った布で水拭きをする
- ・引き出しを取り出し、晴天の日に陰干し
をしてみてください。タンス本体には、扇風機で「強制的」に風をあててやると早いですよ。
桐タンスの場合は「水拭き」はNG。はたきや柔らかい乾いた布で木目に沿ってふいてください。どうしても気になるなら、しっかりと絞った布で!
天日干しをするときは
- ・長時間、日光にあてない
- ・晴天が続いたできるだけ乾燥している日に行う
日差しが強い時期に、長時間日光にあてると、タンスの板がそりくりかえってしまいますよ。
タンスに樟脳の臭いがついてしまう原因としては
「着物など保管するため樟脳と一緒に長期間いれっぱなしにしてしまっていた」
- 「母親など年配の年代が気を利かせて防虫剤をいれた」
ということが多いです。
たまたま樟脳を入れてしまって臭いがついたなら、簡単に臭いがとれます。でも、長ければ長いほど、臭いをとるのに時間と手間がかかると考えてくださいね。様子をみつつ、風を通す、引き出しを開けっぱなしにするなど、対応してください^^
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
防虫剤は「合わせて使う」のは基本NGなので、樟脳の臭いがとれてからでないと、別の防虫剤は使えません。しっかり臭いを消してから、防虫対策をしてくださいね。
私のいとこは、義母と同居です。義母が勝手に、タンスに樟脳をいれたらしく、服やタンスに臭いがうつってしまったとかなり怒っていました。お義母さんの、善意だったんですけどね (´ε`;)ウーン…
年代によっては防虫剤といえば樟脳、という感覚が強いので、もし意図せずして、樟脳を使われてしまった場合は、ご遠慮願うことをキッチリ伝えておくことも大切です。
無臭の防虫剤の種類も今では沢山販売されています。臭い移りもないので、そちらの方が便利だと思いますよ。
参考になれば幸いです^^
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