ズボンのおしりの破れを、手縫いで直したい方へ。手縫いの縫い方、直し方の手順を写真付きで解説しています。
手芸が苦手な方でもわかりやすく説明していますので、是非チェックしてみてくださいね。
ズボンのおしりの破れの直し方
ズボンのおしりの部分の破れは、状況をみて「どうやって直すか」を判断してくださいね。
- パツパツでサイズアウトしてるズボン
- 劣化で生地が薄くなっているズボン
を手縫いで直しても、結局また裂けてしまいます。
縫い代分だけズボンのサイズが小さくなりますし、裂けた部分の被害が拡大なんてことも(´;ω;`)
外出先で、どうしてもズボンを縫い合わせたい時には、「応急処置」として文房具などを活用してひとまず自宅まで乗り切ってください。
ひとまず、ピンチを乗り切ったのなら、お直し(補修の専門店)に出すかどうか、自分で直すかなど検討をしてみてくださいね!
★仕事中や外出先での緊急事態の場合はこちらをどうぞ!
ズボンのおしりの破れの縫い方 手縫いの場合
こういった場合は手縫いがおすすめです。
- ・ある程度、おしり周りの生地に余裕があって、縫い代が確保できる
- ・生地を横に軽く引っぱってみて、丈夫そうな生地
直せるなら自分で直したほうが経済的です。手縫いでも、きっちり縫い合わせれば耐久性もあるので安心です(^^♪
↓今回、このズボンのおしりの破れを手縫いで補修しますね。
※穴は、練習用にリッパーで開けたものです。
結構、大きな穴ですが
- ・「ズボンの形」的に生地にゆとりがある
- ・裂けが複雑ではない
- ・生地が劣化しておらず丈夫
なので、自分で補修ができますよー。目安になさってください。
ズボンの破れの縫い方 手縫いで用意するもの
- ・針
- ・糸
※ソーイングセットはコンビニやドラックストアでも買えます。
長ーく、薄い布を縫うなら短い針を、細かく分厚い布を縫うなら短い針の方が取り扱いがしやすいです。
糸は、ズボンの生地の色に似ている色を選んでください。
↓今回、生地とぴったりする色の糸をもっていなかったので、黒で縫うことにしました。
今回の生地に一番合うのは「紺色」でも、写真のように微妙に明るい OR 暗い色の糸しか手元になかったら、「濃い色」を選んでください。
糸は、縫い合わせる長さの2倍の長さを用意してくださいね。
ズボンの破れの縫い方 手縫いの手順
↓糸は二本どりにしましょう。
二本どりというのは、針の目に糸をとおして、ぐるっと一周させて、輪にした糸の状態を指します。輪にするために糸の端どうしを結んでくださいね。
↓ズボンを裏側を表にします。破れた分を丁寧に合わせ治し、補修の部分をチェックします。今回は2段階にわけて補修をします。
写真①避けてしまった布地の補修。②ほつれてしまった布の縫い合わせです。点線に沿って手縫いで縫います。
この段階で、
- 糸切ばさみでで、はみでた糸を切り取っておく。
- アイロンで生地を丁寧に伸ばしておく
など手間をかけると仕上がりがきれいになりますよ。
↓上の写真の①の部分を補修していきます。
ズボンの補修がしやすいように、下の図のよう片方の足だけが手前に来るようにします。
↓写真のようにすこしだけ縫い合わせたい部分をつまみ、なみ縫いをします。
↓布地に余裕があるなら2回縫いましょう。安心です。
【動画再生時間:約1分】縫い終わりの玉止めのやり方の参考動画です。
↓次は②の部分を補修します。下の写真のように縫い合わせてくださいね。こちらも2回縫うと丈夫に仕上がり安心です。
↓補修後の画像です。どうでしょう?パッと見てわからない程度にはなおりましたよね?(^^)/
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まとめ
生地に余裕のある形のズボンだと補修がしやすく、補修した後も目立たないです。
そもそものズボンの最初の仕立てが、体のラインにフィットしていると、補修した縫い目が目立ちやすく、また再度、生地が破れてしまう可能性も高いです。
簡単ですが手間もかかりますので、補修の労力や、また破れてしまう可能性、出来上がりの状態など考えて、自分でお直しをするかどうかを決めてくださいねー。
こちらスーツの尻の破れの原因について詳しく書いた記事です。
スーツ以外にも応用できるので、破れが気になる方は、是非チェックしてみて下さい^^
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