桃の節句が終わると雛人形の片付ける時期になりますね。子供の成長を願って買った雛人形ですから、できれば大切に保管したいところ。でも、保管方法やしまい方によっては、雛人形って劣化してしまうんですよ。
昔ながらの雛人形のしまい方なら、誰かに聞くことができても、ここ最近人気のあるケース飾りタイプだと、身近に保管方法を知ってる人っていませんよね。
そこで今回は、ケース飾りタイプの雛人形のしまい方など注意点をまとめました。
保管方法や収納の工夫など。雛人形のしまい方でわからない事がある方は、一度チェックしてみてくださいね。
雛人形の片付け ケース飾りのしまい方の注意点
雛人形を片付ける時に大切なのは、「いつ」「どこに」「どうやって」しまうかです。
しまい方によって、
- ・人形の衣装に虫食いができたり
- ・防虫剤と人形との相性がわるく装飾品が変色してしまったり
- ・ケースの中にカビがはえたり
とトラブルがでますよ。特にケース飾りは、アクリルケースやガラスケースで仕切られているので、「手入れなしでしまってもOkじゃない?」と思われがち。
でも、ホコリや虫は小さな隙間からも入り込むので、ひな壇飾りと同様に、大切に長持ちさせたいならしまい方を注意してくださいね。
雛人形 片付けはいつ?
片付け時期ですが、「縁起」や「験担ぎ」の面と、手入れの面とで2つの意見がありますよ。
雛人形を片付ける時期が遅くなると、お嫁にいくのが遅くなるという言い伝えがありますからね。
でも、縁起を優先させて焦ってしまう必要がありません。きちんと、しまう日の天気をチェックしてください。
雛人形の片付けの天気は?
雛人形を片付けに最適な天気は「晴れ」。よく晴れた湿度の低い日に収納をしましょう。雨の日や雨上がりなど、グッと湿度が高い日は避けた方が無難です。
購入したときについてきている「お手入れハウツー」があるのなら、それに沿って羽埃などで、ホコリをブラシで払ったり、ケースを外して風を通したりして、湿気やほこり・汚れをなくしてください。
もし縁起の面が気になったとしても、私なら天気を優先します。やっぱり高価な雛人形を大切にしたいですものねー。
しまう時期は、「啓蟄」の日を目安にするといいですよ。地域によっては、4月のはじめまで飾るところもあるようなので、あくまで目安で。
啓蟄とは、「大寒」や「夏至」などと同様で、季節の暦の1つです。大抵は毎年、3月5日か3月6日ですね。2019年は3月6日です。この日付近で、お天気がよくて湿度が低い日にしまうといいですよー。
雛人形の片付け ケースの場合の収納について
収納をするときに注意したいのは、
- ・防虫剤
- ・乾燥剤
などのアイテムです。
なくても大丈夫!という意見もありますが、他の場所・部屋の間取りなどによっては湿気が起きやすい場所もあります。
賃貸だとどうしても、スペースに限りがあるので、空いてる場所にしか入れられません。「湿気のない場所に保管」するのがベストですが、限界がありますよね。
もし、1階の北側の部屋やクローゼットの奥にしまおうと考えてるなら、湿気対策や防虫対策をキッチリしましょう。
湿気は雛人形の大敵です。ケース飾りも同様ですよ。むしろケースがある分だけやっかいだと思ってください。
雛人形の防虫剤や乾燥剤の選び方については、別記事に詳しくかきました。興味のある方は是非どうぞ。
雛人形のケースの保管方法
保管をするときには、ケースに傷がつかないように「和紙」や「ケント紙」「不織布」などで覆っておきましょう。出し入れするときに、何かにあたって小傷ができるのを防げます。
大抵は、購入したときに入ってる段ボールケースに入れて収納をしますよね。そのときには、段ボールもチェックしてくださいね。
段ボールをチェックするのは、
- ・ホコリっぽくないか
- ・汚れていないか
- ・湿っていないか
ひな人形自体を綺麗にしても、段ボールが汚れていていては効果半減ですからね。よれていたら、綺麗な段ボールか、もしくは通気が良いような箱のようなものを用意して収納しましょう。
クローゼットや押し入れは、湿気がこもりやすい場所です。保管場所もカビや湿気がこもらないように、日々住まいの手入れをしておくことも大切ですよー。
住まいの手入れをしておくことが、雛人形の綺麗な保管にもつながります。新聞紙やすのこをいれることで湿気をおさえることができますよー。効果的な使い方はこちらをどうぞ。
⇒『押し入れの湿気やカビの対策!新聞紙やすのこの上手な使い方!』
まとめ
いかがでしたでしょうか。
雛人形をお嫁に行くときに、持参して大切に使っている人もいます。保管状態さえよければ、何年も大切に飾ることができますので、是非ながく大切にしたいものですね。
参考になれば幸いです。
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