食費は削りやすい反面「食べずに済ませる」ことは絶対にできません。何もしなくてもお腹がすくわけですから、節約するにも限界があります。
特に、慣れない一人暮らしの場合は「皆、一体どれくらいでやりくりしてるのかな?」と興味がありませんか?
私はあります!(笑)平均を知ることで、自分が食べ過ぎてるか、無駄づかいしてないかの目安になるからです。
そこで、今回は一人暮らしの食費の平均はいくらになるかを調査してみましたので、シェアしたいと思います。平均超えてる方は、もうちょい節約頑張りましょう!
一人暮らしの食費の平均は?
データとしては、「政府統計名(家計調査 2016年 単身世帯)」を元に管理人が独自に集計をとりました。※私(管理人)は経理歴20年以上!ファイナンシャルプランニング技能士2級所持してますのでご安心を。
食費の一ヶ月の平均は男女別にみますと
- 男性 45,307円
- 女性 34,893円
やはり、男性の方が大分食べてますね(笑)全年齢の単身世帯(一人暮らし)の合計ですので、ここからさらに34歳以下はというと
さらにドン!
- 男性 49,056円
- 女性 35,764円
男性の20代~30代前半は、一番、気力体力ともに充実している年齢ですのでガッツリ食べないと身体を維持できないのでしょう。
「だから食べるのは仕方ない」といっていたら節約につながりませんので、ざっくりとですが、項目別にチェックしていきます。34歳以下は、ほかの世代とちょっと違う点がありましたので、それぞれの性別ごとに説明していきますね。
一人暮らしの食費の平均は?(男性の場合)
男性の単身世帯の食費の1ヶ月平均をみてきましたが、内訳として「外食」注目していきます。
全年齢の単身世帯(一人暮らし)の合計
- 男性の食費 45,307円(そのうち外食は16,856円)
外食は約4割弱といったところ。
これでも多いんですが、さらに、34歳以下になると
- 男性の食費 49,056円(そのうち外食は27,917円)
半分以上が外食費!
おそらくサラリーマンの方だと、
- 昼食代
- 飲み代
が響いてるのかと想像します。あと、仕事でヘトヘトになって帰ってきてから食事を作るなんて、考えられないっていうのもあるかと。夫が結婚前、一人暮らしをしてた時に「(食事なんか)つくれるわけないだろ~疲れて帰ってきて、帰るのなんて深夜だよ」と言ってました。だから、当時はすごい食費だったらしいです。
でも、全世代の単身世帯の男性平均をググッと上回ってるわけですから、34歳以上の単身男性の世代は何か工夫をされてるではないかと想像します。34歳以下の男性陣、外食費はひとまず食費の4割以下に抑えるところから節約はじめてくださいねー。
ちなみに、お惣菜のような調理した食品をどれくらい買ってるかというと
全年齢の単身世帯(一人暮らし)の合計
- 男性の食費 調理食品 8,896円
34歳以下の方は、
- 男性の食費 調理食品 7,684円
年齢が高くなるにつれ外食から総菜や別の食品へシフトしていっているのが読み取れます。少しでも節約しようとする気持ちがうかがえますね。
一人暮らしの食費の平均は?(女性の場合)
女性の場合は、食べる量が男性よりもグッとへります。
全年齢の単身世帯(一人暮らし)の合計
- 女性の食費 34,893円(そのうち外食は6,906円)
約2割が外食ですね。
ですが、ここでもビックリなことがあって若い世代は外食がぐぐーんと上がります。
34歳以下の方は、
- 女性の食費 35,764円(そのうち外食は16,827円)
こちらも約5割が外食。
やっぱり若い方だと外食が多いんですね。女性も男性と同様にお惣菜のような調理した食品をどれくらい買っているかというと、
全年齢の単身世帯(一人暮らし)の合計
- 女性の食費 調理食品 4,833円
34歳以下の方は、
- 女性の食費 調理食品 5,075円
女性は、年齢が上がるについて外食費がガクンと下がります。自炊する方が増えるんでしょうね。調理食品をみてみても、34歳以下の方のが金額多いです。これは、男性と対照的。
調理食品をかってきて、外食を減らすという発想ではなく、女性はさらにステップして調理食品も買わずに、食材をかってきて自分で食事をつくることで食費を抑えようとしているのだなと推測できます。
一人暮らしの食費の平均は?(学生の場合)
上のグラフはあくまで年齢別の平均です。34歳以下でも学生さんは別ですよね。
政府の家計調査では、「学生」というカテゴリはなかったので、ちょっと同列に比較できませんが、参考になる資料がありましたので紹介します。
全国大学生活協同組合連合会(2016年10〜11月調査)より
- 下宿生(1ヶ月の生活費のうち食費)24,770円
男女あわせた統計だと思います。男性だとこれよりちょっと金額が多め、女性だと少な目だと推測できますが、先ほど紹介した金額とは数万円単位で差があります。学生さんは本当に厳しいんですね。
こちらのデータから一ヶ月にでていくお金(支出)の平均が117,610円でしたので、そのうち2割程度が食費なわけです。
ここで、みていただきたいのが収入です。アルバイトや仕送りなどを含めた収入の合計の平均は120,820円。そのうち家賃が、51,990円なんですよ。4割以上が家賃で消えていっています。もう、その場所にいて空気吸ってるだけで、収入の4割がきえていってるという現実。
家計をチェックするのに、家賃は「固定費」といって削れない部分。食費は「変動費」といって、削れる部分です。家庭の消費支出をみる場合、通常、家賃は収入の三割を超えないのが望ましいといわれてますが、家賃が4割以上となると食費を削らなければならない厳しさを物語っていると推測できます。
一人暮らしの食費の平均
それそれの年代や性別、環境によって食費の平均も大きく違います。もし、平均を大きく上回っているようであれば食費の見直しをおすすめします。
平均を大きく下回っていても、健康に不安がでますので、キッチリした食事をとってくださいね。
外食 OR 食べない の選択ではないですよ~
少しずつできるところから取り組んでみてください。もし、食事を節約するなら、やっぱり自炊です。お米さえ買っておけば、あとは何とかなります。
我が家もそうですし、食べ盛りの男の子を抱えるシングルマザーの知人も食費を抑えるために、お米を食事のメインに据えてました。一人暮らしなら、まずは5キロのお米を常備するのがオススメ。通販で購入すれば、重いものも宅配で運んでくれますよ。
食べる行為は、ただ健康を維持するだけでなく、生活の潤いにもつながります。食費を工夫するのは、生活の工夫です。
上手に食費をやりくりしましょう!
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