「食事の改善まではできないけど、何か飲み物で寝つきを良くするものはない?」
確かに、寝つきを良くするために食事の改善って、一人暮らしでなければ難しいですよね。家族の食を預かる主婦なら、なおさら、自分の都合は後回しになりがち。
今回は家庭でできる対策として、寝つき良くする飲み物を紹介します。準備さえしておけば、眠れないな、と感じた時にすぐ飲める飲み物です。
定番のホットミルク
眠れない時にはホットミルクと言われるほど定番の飲み物ですね。冷蔵庫にストックも効きますので、眠れないな、と感じたら「あたためて」ホットミルクで召し上がってください。
ホットミルクが寝つきが良くなる理由
牛乳の成分 トリプトファンがセロトニンの分泌を促してくれます。セロトニンが不足すると、寝つきが悪くなったり、不安になったりといった症状がでます。
牛乳を飲む事でトリプトファンを摂取し、といった仕組みから、ホットミルクを飲む=寝つきがよくなるというパターンが定説になりました。
でも、ここで注意する点があります。
身体の中でトリプトファンがセロトニンの分泌を促すまでには、時間がかかるという点。
ですので、牛乳を飲むのは、日中の方が効果が高いとも言われてるんです。
では、寝る前にホットミルクを飲むのは、セロトニンの分泌が間に合わないから全く効き目がないか?というと、そうでもありません。
牛乳を「温める」というのが大切なんですね。
眠気は体温が一旦あがって、その後下がったタイミングでおとずれます。
ホットミルクを飲んで身体が温まり、その後自然に体温が下がった時に眠気を感じます。
ですので、ホットミルクを飲むと寝つきが良くなる、というのは理にかなってはいるのです。
温かい飲み物なら、なんでもいいのか、というとそうでもありません。目を覚まさせる効果のあるカフェインを含む飲み物はNGですので、かなり限られますよね。
身体の中にはいっても、そのあたたかさを保ちつつ、ゆっくりと冷めていくといった飲み物の代表格といえば、牛乳だと思いますよ。
リラックス効果のあるハーブティ
ハーブティも寝つきを良くする効果が高い飲み物です。ただし種類によっては逆に効果もありますので、ハーブティを選ぶ時には眠りを誘う効果がある種類を選んでくださいね。
カモミールや、ローズヒップなどは高ぶった神経を抑えてくれる効果があります。
不眠症にありがちなパターンなのですが、眠れないということ自体に過敏になってしまいがち。
寝つきが悪い、ストンと眠れないといったことで神経が高ぶり興奮してしまい、さらに目が冴えてしまうという話をよく聞きます。
高ぶった神経を、落ち着かせるには、ハーブティが効果的だと思います。
特に、更年期を目前にした世代なら、単に眠りを誘う効果のあるハーブティだけではなく、更年期の症状を緩やかにしてくれる効果のあるハーブティを選ぶのも一つの手です。
まとめ
牛乳はハーブティは、思い立ってすぐ生活に取り入れられます。ただ、牛乳はくさみがあるので苦手な方も多いですし、ハーブティは味の好みがあります。
牛乳の臭みを少なくする方法もありますし、ハーブティも沢山買う前にお試しで少量買ってみるという手もあります。
自分の生活に取り入れるのであれば、無理なく続けられる方法を選択してくださいね。
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