スーツの臭いを消すのに手軽なのはファブリーズですね。焼き肉や居酒屋の臭いも、爽やかな臭いで上書きしてくれます。
でも、スーツに使うと服が痛むのではないかと心配する人もいるんですよ。実際、使っていると服がしみになってしまったという声も。生地が傷むから使わないいう人もいるんですよ。
そこで、今回はスーツにファブリーズを使うと、本当に生地が傷むのかを紹介します。しみがつきにくい効果的な使い方も紹介しています。使い方に疑問を感じてる方は是非チェックしてみてくださいね。
スーツにファブリーズすると痛む?
ファブリーズは「使用上の注意」をまもればスーツにつかっても大丈夫ですよ。スーツは痛みません。
生地が傷むかどうかを心配してる方は
- ファブリーズを使うとスーツの色が変わってしまう?
- ファブリーズを使うとスーツの生地が固くなっちゃうんじゃない?
といった声が多いです。
でも、これはファブリーズを使う「物」「生地」「服の場所」によるんですよ!
ほとんどすべての衣類・布製品にお使いいただけますが、もともと水に弱い繊維(絹・レーヨン・アセテート・キュプラなど)や水洗い不可の表示のあるもの、防水加工など特殊加工されたものには、あらかじめ目立たない部分で試し、縮み・しみ・色落ちなどを起こさないかご確認の上でお使いください。
ファブリーズのホームページもあるように「水に弱い生地」には基本向いていません。「縮み・しみ・色落ち」の原因になります。
ファブリーズHPの「よくある質問」の引用の中での生地「絹・レーヨン・アセテート・キュプラなど」でいくと、スーツに関係してる生地は「キュプラ」です。
キュプラ+ポリエステルの素材が、スーツの裏地に使われてることがあります。キュプラは水に弱く縮みやすいので、ウォーターベースの「ファブリーズ」は、「しみ」になる可能性がありますよ。
スーツの痛みが気になる場合は、ファブリーズを「生地」「服の場所」に注意してつかってくださいね。
ファブリーズで服が傷むと言われている理由
それでも、ファブリーズを使うと生地が痛むといわれるのには理由があります。使い方をまもっていれば、生地を傷めることはありませんが、生地の状態によってはその限りではありません。
いくらファブリーズの使用上の注意を守っていても、生地側に問題があるとせっかくの効果が台無しです。
こんな状態の生地にファブリーズを使うと生地を傷めます。ズバリ「汚れがついている生地」です。
具体的に、汚れがついている生地とはこういう状態です。
- ・長い期間クリーニングにだしていない
- ・パッとみて黄ばみや黒ずみがついているとわかる
- ・汗が大量にしみこんだ臭いがする
ファブリーズは消臭効果はありますが、汚れをとるスプレーではありません。汚れの上からスプレーを振りかけると、汚れの成分の上にファブリーズの成分が付着します。汚れた衣服の上にファブリーズを常用すると「ゴワゴワ」した感じになるのは、汚れがより固まるからです。
もちろん、ファブリーズでがちがちに汚れがかたまった衣類を、クリーニングにもちこんでも、汚れが落ちにくいです。結果「ファブリーズを使うと生地が痛む」という結論になるわけです。
特に、男性のスーツのスラックスはファブリーズで臭いを落とすのは厳しいです。夏場はスラックスに汗が直接しみこみますし、股の部分の黄ばみも同様です。
まずは、生地についている汚れを落としてから、ファブリーズをしてくださいね!
スーツにファブリーズしてもしみにならない使い方
ファブリーズは使用上の注意をまもれば「しみ」にはなりません。でも、使い方に自信がない方は、以下をチェックしてください。
- ファブリーズをスプレーする回数
- ファブリーズをスプレーする距離
近づきすぎていたり、スプレーする回数が極端に多いと染みになりやすくなります。例えば、「脇汗」が臭いのを何とかしたいと思っていると、無意識に、脇の部分に「シュッシュッ」と集中してスプレーしがちです。
具体的なファブリーズの使用上の目安は以下の通りです。
- ・スーツとファブリーズの距離を20〜30cm離す。
- ・男性用のジャケット(上着)なら5~6回スプレー。
「湿ったかな?」と思う程度でOK!グショグショになるまでスプレーする人もいますが、それだと過剰スプレーなので、乾いたときに染みになる可能性がありますよ。過ぎたるは及ばざるがごとしです。
いろいろと考えるのが面倒なときは、
ファブリーズをスーツにする場合は「まんべんなく」「全体に」スプレーする。
ハンガーラックにつるしてファブリーズをすると、ほかの家具にファブリーズがかかるのが嫌で、まんべなくスプレーできないという方!
「布団カバーのついた布団の上」にスーツを広げてファブリーズを使うのも1つの手です。布団カバーは洗えばいいですし、まんべんなくスーツにスプレーできますよ(^^
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まとめ
スーツにファブリーズをかけて痛むのは
- ・使用上の注意を守っていない
- ・生地の汚れを落とさずにファブリーズを使い続ける
からです。水に弱い生地・場所にファブリーズを使う時には注意してくださいね。
シミになりにくい使い方としては「全体に」「まんべんなく」ファブリーズを使うこと。
ポイントを押さえれば、とっても便利な消臭剤ですよ。
それでも、ファブリーズを使うのが心配なときは、スーツの表地を折り返した裏側の部分に、ほんの少しお試しで「シュッ」とかけてみて、シミや色の変色があるか確認してみてくださいね。
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