裾上げは、意外に面倒ですよね。針と糸をわざわざ出して縫物するのもちょっと手間だなーと感じます。
アイロンをかえてささっと済ませられるなら、それに越したことはないですよね?(笑)
今回、アイロンをつかってズボンを裾上げしましたので、手順を紹介しますね。コツや失敗しやすいポイントなども合わせて解説します。
ズボンによってはテープで充分だったりするので、時短を考えている方は是非チェックしてみてくださいね。
裾上げテープのやり方のポイント
裾上げテープを使う時に注意したいのは、以下の4つの点です。
- テープのタイプ
- ズボンの素材
- 今後のすそ直しの可能性
- クリーニングの有無
まず、テープのタイプは大まかに「上から貼り付けるタイプ」「両面テープ」の2種類あります。両方やってみて感じたのですが、断然「両面テープ」タイプの裾上げテープの方がはがれにくいです。テープとズボンの間に隙間ができにくいんですよ。
ズボンの素材の見極めも需要で
- ・チノパン
- ・学生服
- ・作業着
など、比較的、綿・ポリエステルの素材で生地にハリがあるものだと接着しやすいです。
逆に、「ジャージ」「デニム」「コーディユロイ」など、凹凸があったり収縮性のある生地だと、テープがうまく密着せずはがれやすかったりします。
あと、「スキニージーンズ」もやりにくいかもしれませんね。
そのため、素材に特化した裾上げテープが販売されてます。参考になさってくださいね。
>>ズボンの裾上げテープ ストレッチ対応の商品一覧をみてみる[楽天]
あと、学生服やジャージなど、
「裾上げはしたいけど、今後、子供が大きくなる可能性があるので、逆に裾だしするかも」
という可能性がある方。こういう方は、手縫いの裾上げをおすすめします。
裾上げテープの粘着力は結構強くて、一旦ついてしまうとはがれにくいです。テープをはがすことができたとしても、布についた接着剤を綺麗に落とすのは家庭できれいに難しいかもです。場合によってはシミになることも。裾は内側なので、全然気にしないわ!という方なら、全然問題ないですが、学生服は長く着ますからね。
大切に着たいのなら手縫いを検討してみてくださいね。ズボンの裾上げの手縫いのやり方は別記事にかきました。この記事よんでみてやれそうならチャレンジしてみてもいいかもです(^^♪
⇒『ズボンの裾上げ 手縫いで簡単に切らないでする方法!失敗しないコツはコレ』
ズボンの裾上げテープ アイロンの使い方や失敗しないコツ
裾上げテープを使い方は簡単!テープをアイロンをつかって接着さえていくだけです。
ただし、コツがありまして。
- テープを張り付ける時のアイロン台へのズボンの置き方
- アイロンの使い方
によって、シワや隙間ができる確率がかなり違ってきます。
シワや隙間ができてしまうと、お洗濯やクリーニングをした時に、シワや隙間から洗剤や水がはいりこんで、すこーしずつはがれていくんですよ(´;ω;`)
なので、ちょっと手間かもしれませんが、後々のことを考えて、ちょっとだけ丁寧にテープを接着していきましょう!
ズボンの裾上げテープ アイロンの使い方や失敗しないコツ 用意するもの
- ・アイロン
- ・アイロン台
- ・裾上げテープ
- ・当て布
アイロンはスチーム機能がついているものが望ましいです。ついていない場合は、水のはいった霧吹きを用意してください。
↓今回は綿100素材の作業着を裾上げします。
裾上げテープは100均で用意しました。ダイソーで購入したものです。おそらくセリアでも同様のラインナップはあるのでは?
色はできるだけ目立たない生地を同系色を選びました。こちらも100均だと色の種類が数がないのが、ちょっと痛いいかなーと思います。
当て布は手ぬぐいを用意しました。手ぬぐいじゃなくてもOKですが、当て布に向いている布とそうでない布があります。こちらの記事の一部に、当て布に相応しい布の選び方が書いてあります。
気になる方はこちらを参照くださいね
⇒『ズボンの穴の補修 大人の服をアイロンや100均一で修理する方法』
裾上げテープ アイロンをつかった簡単な方法 手順とコツ
①まず、どのくらい裾をあげるのかを決めます。裾上げテープを接着するときに、裾上げの幅がずれていかにように、事前にプレスして折り目をつけておきましょう。
この時も当て布とアイロンのスチームを利用すると綺麗に折り目がつきますよ。
↓②裾上げテープをカットします。おおよそ2㎝程度余分とってカットしてください。
写真のように、裾の幅を往復させてカットすればOKです。カットしたら、裾上げテープの四つ角が丸くなるようにカットしてください。ひと手間かけることでテープの端からはがれるのを防いでくれますよ。テープをカットしたら脇におきます。
↓④裾上げしたい長さにズボンを折り、アイロンで折り目をつけます。
ズボンのタグの取り扱い説明をみてアイロンの温度設定をしてください。タグをみてもわからない場合は、当て布をしアイロン中程度(中温:140~160℃)で、プレスして様子をみてください。一気にアイロンで折り目をつけず、1/4ずつくらいわけて折り目をつけていと、しっかりとアイロンできますよ。
↓⑤ズボンを下のよな状態でアイロン台に置きます。。できるだ縫い目や折り目がアイロンしやすいように手前に向くようにおいてください。
↓⑥ズボンの縫い目と裾上げテープが以下のように接着するのをイメージしてください。
縫い目や継ぎ目はアイロンがしにくいため、うまくテープに熱が伝わりません。あえて、継ぎ目をずらすことで、きっちり接着ができるようにします。
↓⑦アイロンのスチーム機能をきかせ、ズボンの1/4ずつプレスします。霧吹きの場合は、テープ付近にシュッと水を吹き付け、かわかないうちに当て布の上からアイロンを置いてください。
ここでは、テープ全体にアイロンで熱を加えるだけなので、アイロンをこすりつけたりする必要はないですよ。
↓⑧接着の度合いをチェックします。下の写真のように布の縫い目など凹凸があると、うまく接着できません。接着があまい部分に、アイロンの「先」をつかって、部分的に接着をしていきます。アイロンの先端部分に力がはいるように、熱を加えてくださいね。
↓⑨出来上がりの画像です。しっかりと接着できました(^^)/
★関連記事⇒『裾上げテープの剥がし方 アイロンを使う接着テープを綺麗に剥がす方法』
ズボンの裾上げテープのやり方 まとめ
いかがでしたでしょうか?
裾上げした作業ズボンを洗濯しましたが、裾上げテープははがれませんでした。ただし、チェックした「接着があまくなりやすい部分」は、ちょっと剥がれてしまうかな?という予兆を感じましたよ。
どうしても両面でない裾上げテープは、貼り付けるときに隙間やシワができやすいです。洗濯をすると、そこから水や洗剤がはいってしまうので、両面と比較してはがれやすいかもしれませんね。
逆に、今後「裾上げテープをはがす」前提なら、両面じゃないほうがいいかもしれません。剥がしやすいので(^^)/用途によって裾上げのやり方を使い分けてくださいね。
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