職場の飲み会のマナーの情報を紹介しています。
会社の飲み会の振る舞いやお酌など、一般的にはどうするかの情報です。
経験を踏まえて、周囲から浮かない行動などお伝えしているので、新しい職場や、初めての会社の飲み会のマナーが気になる方はチェックしてくださいね。
職場の飲み会のマナーについて
職場の飲み会のマナーは飲み会に集まった人によって様々です。一概にコレがをしておけばよいというものはありません。
- 会社の規模
- 会社の社風
- 飲み会の目的
- 年齢
によって雰囲気は全然違いますよ~。
私の経験則ですが、「セクハラ」「モラハラ」などの社員教育に力をいれている大企業の方が、お酒が入った際のトラブルや煩いマナーは少なかったです。別に大企業の人の方がモラルが高いわけではなく、大勢の人の目があるからと推測します。大企業の人でも、数人の飲み会や親しい人の飲み会では、それなりに乱れていましたので(笑)
一方、中小企業、特に10人以下の飲み会はマナーには要注意。オーナーの考えが色濃くでていました。オーナーの年齢は関係ありません。30代オーナーでも
- ・女性を飲み会でホステス替わりに考えている。
- ・女性だけタバコはダメ。男性はOK!
- ・飲み会で大皿に取り分けるような気配りを見せる女性が「優秀」と考える
といった考えの人もいましたよ。
マナーは絶対的なものではなく、「それぞれどう考えているか」は別と考え、なんとなくその場の「影響力」を持っている人の考え方が色濃くでます。マナーの要の部分をおさえておき、あとは雰囲気にあわせて、上手に乗り切ればヨシとしましょう。理不尽だな、と思いつつも周囲に合わせて行動してる場合がほとんどですよ!
今までお世話になった会社で、マナーとして取り上げられていたのは
- ・上座/下座
- ・上着
- ・飲み物の注文
- ・食べ物のとりわけ
ですね。上座、下座は基本「役職順」と考えます。古い体質だと「お偉いさんの近くには若い女の子」を座らせるというのもありました(苦笑)
あとは、上着ですね。上着は飲み会にいくとたいていはハンガーにかけますが、スーツのジャケットを脱がない会社もありました。特に営業職(外回り)の関係の部署。上司がジャケットを脱がないかぎり、絶対に部下が脱いではいけない!という暗黙の了解がありましたよ。その職場の上司はマナーだと言っていました。おそらく取引先に行った際の振る舞いがしみこんでるのだと思います。
普通、居酒屋や飲み屋さんの匂いが上着につくのを避けるため、ジャケットやコートなどの上着はハンガーにかけますよね。そのときには「かけましょうか?」「預かりますよ」といった気配りを見せて終わりなのがほとんどででしたよ。職種や職場にあわせて臨機応変に。
また飲み物の注文などの、いろいろな気配りは「幹事」が担うのがほとんどです。「幹事」は持ち回りでしていましたので、平等ですものね。やや古い体質の会社は、新人や女性にたいしてマナーと称し「とりわけ」「注文」など要求も多かったので、メンバーに応じて率先して気を配ったほうがいいかもしれません。注意してくださいね。この部分は、お局様の考え方も結構影響してました。
全体の雰囲気をみて行動をする。自分に一番ちかい立場の人がどうふるまうかを参考にするのが無難な行動です。
職場の飲み会の振る舞い
いろいろと細かい要求がされるとマナーが気になりますが過剰に気にする必要はありません。
・マナーは人間関係を円滑にするためのツール
日々のコミュニケーションの延長線上にあると考えましょう。気心がしれて信頼関係が築けていれば、飲み会のミスもご愛敬です。泥酔して迷惑かけるのは論外ですが。
- 日頃から「ありがとうございます」「おつかれさまです」が言えていますか?
- 感謝と敬意をもって、周囲の人、目上・先輩と接していますか?
日頃からコミュニケーションがうまくとれていないと、飲み会での振る舞いも気になるものですよ。
一部の人は「マナー」を「敬意」だと考え、過剰に「マナー」を要求してくるケースがあります。本音で言えば、敬意を表せない相手に、要求されても困りますよね。逆にいうと、その行動をすれば「敬意」を表したことになるわけですから、まさに考え方次第です。知っておいて損はありません。
マナーとまでは行きませんが、飲み会で注意しておきたい振る舞いは以下の通りです。
- ・乾杯をする1杯目はビールかウーロン茶が好ましい
- ・一人だけ特別高い食べ物や飲み物を注文しない
- ・飲み会の最後、もしくは次の日には上司や主催者へ「ありがとうございました」のお礼のあいさつ
- ・食べ物に手をつける。とりわけや上役から。
飲み会の雰囲気にもよりますが、1杯目はビールかウーロン茶がベター。たいていは飲み会の乾杯をするまで、皆さん飲み物に口をつけません。一人だけ時間のかかる飲み物を頼むと、ほかの人を待たせることになります。
また一人だけ特別に高い食べ物や飲み物を注文するのも避けてください。特に、飲み会の代金が割り勘のとき、あとで不満が出ます。ワインをボトルで頼んだ女性がいて、自分一人で飲んでいて、影で大顰蹙でしたよ。
大皿の食べ物のとりわけを自分が行う場合は、「料理を取り分けますね!」と一言伝え、とりわけた料理のお皿を役職順、もしくは近くの人に渡し配膳してもらいましょう。あくまで「とりわけ」は自分がやって、それを誰に回すかは別の人に任せるのは全然アリです。
私なら、配膳の役割になってしまったら、確実に「一番最初」の皿は役職の高い人へ回します。人数が少ないほうが結構気をつかいます。
職場の飲み会のお酌
飲み会のお酌まわりは、周囲の状況をみてからにしましょう。気を回しすぎると逆効果です。お酌をしなくて怒られたという情報はよく聞きますが、逆にお酌回りを積極的にしたことで
- ・お酌回り自体が、上司に媚をうっているようにみえる
- ・上司や先輩を差し置いて抜け駆けといわれる
といったケースがありましたよ。私の友人も転職先で「お酌回り」をしたらドン引きされたといっていました。先輩や上司がお酌回りをしていないのに、やり始めてしまったからだそうです。
自分の近くにいる人に「グラスが開いてますが、飲まれます?」「おつぎしましょうか?」といった気配りOKです。もし友達の一緒にいったら、普通に聞くことですものね。
逆に、お酌されたときは、飲めるなら飲んだほうがいいです。飲めないときには「体質的にアルコールがダメで医者にとめられていて」「車で帰る予定なので」ときちんと理由ををいれてから、「気持ちだけいただきます」といってグラスに少しついでもらいましょう。飲まなくても、コップに少しだけ口をつけます。言い方は悪いですが飲んだフリ?(笑)で十分です。気持ちを受け取りましたよ、ということを行動で示します。
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まとめ
私はOL生活長かったですが、最低限の飲み会しか出席しませんでした。
男性社員から、「〇〇さんのグラスが開いてるぞ!」と怒られて、「なんで私が?」と不満タラタラ、お酌をしにいったこともあります。基本、そのスタンスが変わっていません。普通にお世話になった方に、お酌をするのは気持ちよくできます。「女性だからという理由でお酌をしてこい!」と強要されるのが嫌だったので飲み会から足が遠のきました。
ですが、先日、母親の代理で、80代の父親と田舎の遠縁のお葬式に出席。会ったことのない遠い親せきと、葬式後に会食をすることになりました。
- ・男性ばかりの会食のテーブル
- ・40代の私が女性で一番年齢がわかい。
同じテーブルについたのは少なくとも70代以上の男性ばかりで、「とりわけ」「お酌」
こまごまとしたことを引き受けることになったのです。
もちろん、役割はこなしましたよ。その場では「母親の代理」をして出席していますし、私が「気配り」すれば皆さん気持ちよく食事ができますもね。
厳密に「マナー」と考えると、いろいろと考えてしまいますが、実際に相応しい行動はその場になってみないとわかりません。「気配り」を基本に行動すれば、大きく外れることはないと思いますよ!これは会社以外でも必要なスキルなので、新人さんなら徐々に覚えていけば大丈夫です。
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