自由研究の調べ学習のまとめ方についての情報です。
まとめ方の項目や、模造紙を利用したまとめ方の例を紹介しています。手順がわからないなど不明なところがある方はチェックしてくださいね。
自由研究の調べ学習のまとめ方
自由研究での調べ学習での手順は
- 自分の興味のあるテーマを決め、
- 実際に現地にいって確認したり
- インターネットや図書館の本などを利用をして調べ
- 情報をまとめていく
のが一般的です。
疑問に感じたこと、不思議に思ったものをどんどん掘り下げていき、知的な好奇心の広がりが生かせるの「調べ学習」の特徴ですが、情報を収集しただけで終わってしまいやすいので要注意!
結果をまとめるときには、単なる情報の丸写しやコピペはNGなので、必ず自分の考えや感じたことを文章に表しましょう。特に小学校の5年生、6年生では文章力が求められますよ。
自分の考えを文章にするのが苦手な人は
- どうしてそう考えたのか?
- なぜそう思ったのか?
とイメージしましょう。普段、学校で先生に「どうしてそう思ったの?」と聞かれたら、ふつうに話し言葉で答えますよね。
それを、
- ・〇〇だと思ったから▲▲と感じました。
という文章に当てはめればOK!自分の考えの文章ができあがりです。最初から上手にまとめられなくても大丈夫です。項目ごとにすすめていったり、下書きを何度も行うことで、まとめの文書はどんどん上手になっていきますよ。
自由研究の調べ学習のまとめ方!進め方の注意点!
また、調べ学習をすすめいったり、まとめようとしたときに
- ・インターネットと本で書いてある内容が違う
- ・テレビで見た内容と本に書いてある内容が違う
など、まよってしまう場合があります。テーマによっては正解が1つではなかったり、状況によっては、どちらかが間違っていたりするからです。
一般的には、
- 1.インターネットの情報は新しいが、誰でも情報を発信できるので、誰がかいたかわからない情報は間違ってることがある
- 2.図書館の本は、間違っていることは少ないが、情報が古いので、「現在では」間違ってることがある
とされています。
極端に言えば、インターネットは「市役所」「病院」などのホームページの情報は専門家が情報をのせていますので、信頼できますが、「近所の〇〇さんから聞いたんだけど~」というレベルの情報も混ざっているわけです。
また、本は、出版元や著者がはっきりしているので信頼ができますが、出版当時は「正しい情報」でも、世の中の進歩や状況がかわり新しい考え方や発見があるなど、情報が古いくなってしまい、結果として間違ってることもあります。
調べ学習は、いろいろな情報をたくさん知り、自分でまとめあげていきます。判断する材料の情報が信頼できないと、せっかくまとめた情報も信頼できないものになってしまいますので、情報を選んでまとめていくときには注意をしてくださいね。
インターネットで情報を集める時には、いくつかのホームページをみて、比較しながらネットに載っている情報が本当かどうか確認しながら進めてください。
自由研究のまとめ方の項目
一般的な自由研究のまとめ方の項目です。
- きっかけ
- テーマ
- 準備したもの
- 調査の方法
- わかったこと
- 反省したこと
- 参考にしたもの
項目別を、それぞれ調べ学習のテーマにあてはめて説明しますね。
自由研究のまとめ方の項目「きっかけ」
「きっかけ」は、どうしてそれを調べてみようと考えたのか、を書きましょう。
例えば、
- ・〇〇がすごく不思議だとかんじた
- ・どうして〇〇なのかと疑問を持った
- ・〇〇と▲▲は違うと思い込んでいた(でも同じだった)
といった内容です。
「世界の国旗」の調べ学習を例にすると
- ・フランスとロシアの国旗の色が同じなのは不思議だとおもった
- ・世界の国旗は、国が違うのに似たマークの国旗があるのは何故なの?
といった表現になりますよ!
自由研究のまとめ方の項目「テーマ」
「テーマ」は、疑問に思ったことを解決するために「調べてみよう!」と決めたことを書きましょう。アレ?と思った「きっかけ」を、さらに膨らませた内容をかきます。
「世界の国旗」の調べ学習を例にすると
- ・世界の国旗をあつめて、どの国とどの国の国旗が似てるのかを調べてみようと決めた
- ・オーストラリアやニュージーランドの国旗が似ている理由を調べてみようと思った
自由研究のまとめ方の項目「調査の方法」
どうやって調べ学習を進めたか、調べたのかを詳しくかきます。
調べ学習は「調査をして集めた情報」を以下の形していくのが一般的です。
- ・種類別にわけてみた(似たもの同志)
- ・年代別に並べてみた(順番)
ただ何となく集めた情報から、なんとなく考えたことを書いても意味がありません。ある程度、順番に並べるなどして傾向をつかみ根拠を分析する必要があります。大抵は1度で終わることはなく、「あれ?これはどういうことなのかな?」と次の疑問や気づきがでてきます。自分なりに納得・理解できればOKです。
「世界の国旗」の調べ学習を例にすると
- ・世界の国旗をインターネットで調べて印刷をしてみて、似ている同志で分けてみた
- ・オーストラリアとニュージーランドの歴史を調べてみた
などです。どのように記録して分析をしていったかを、より細かく書くといいですよ。
自由研究のまとめ方の項目「わかったこと」
「わかったこと」は、調査の結果、自分が理解したことをかきます。
「世界の国旗」の調べ学習を例にすると
- ・オーストラリアやニュージーランド以外にも、似た国旗がある国はどこなのか?それは何故なのか。
- ・国旗の色は何を示してるか?
など、調査の結果から「わかったこと」を書きます。
そのうえで、自分の感想や考え、感じたことをかきましょう。調べる前と、調べた後の感じ方の違いに焦点をあてると書きやすいですよ。今だと、「ワールドカップ」「オリンピック」などの入場で国旗が掲げられてくるときに感じることなどですね。
自由研究の模造紙でのまとめ方の例
模造紙を利用したときのまとめ方の例です。1枚完結型のスタンダートなレイアウトです。
調べ学習は、文字が多くなる傾向があるので、効果的に「イラスト」「図」を入れましょう。模造紙を複数枚利用するときには、1枚目にはスタンダートなレイアウトで「概要」をかき、2枚目に「わかったこと」をかくとわかりやすいです。
日本や世界の特産物などのをテーマにした場合は、地図を前面にかいた方がインパクトもありますので、別の紙に書くのがおすすめです。もしくは、上のレイアウトの「動機」や「準備するもの」の位置をずらし、真ん中に地図がくるようにする方法もあります。
模造紙についての関連記事はこちらになります。模造紙にまとめるときの、より具体的な手順が書いてあります。
⇒自由研究のまとめ方 模造紙のレイアウトやまとめ方の例を紹介!
まとめ
いかがでしたでしょうか。いろいろと興味が広がるのが調べ学習の面白さですが、調べただけで終わってしまわないようにしてくださいね。
★簡単なテーマやまとめ方などの情報も!感想文のコツも載せてます
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