羽毛布団を新調したあと、それからずっとメンテナンスせず使っている人はおおいですよね。なんとなく不便なく使っているので、あっというまに10年、20年。
「そろそろ買い換えかなー」と思いつつも「羽毛布団って何年くらいで寿命がきたんだっけ?」と素朴な疑問に持つ方も。
そこで今回は、羽毛布団の寿命について紹介します。
劣化の兆候の見分け方や買い替えの時期など、長年つかっている羽毛布団が、あとどれくらい使えるか、延命できるのかを知りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
羽毛布団の寿命は?
羽毛布団の寿命は約10年が目安ですよ。一般的な「耐用年数」として考えてください。
この羽毛布団の寿命10年は
- 手入れ
- 収納の仕方
- 保管状態
によっても違いがでてきますよ。
シーズンオフで収納をするとき、メンテナンスでクリーニングや洗濯をしていますか?逆に、自宅やコインランドリーで無理に洗濯をしていませんか?
適度な手入れは、汚れ落としに効果的ですが、あまり頻繁だったり無理に洗濯をすると、羽毛の羽が折れて劣化の原因になりますよ。「洗える羽毛布団」という表示があっても、洗えばそれなりに劣化します。洗っても劣化しない、ということではないですものね(;^_^A
収納の仕方も重要です。布団圧縮袋は、かさを減らせるので便利な収納袋ですが「羽毛」の羽が折れるので好ましくありません。
また、保管する場所も要チェック!押し入れやクローゼットの湿気は羽毛布団の大敵です。使わないからといって、入れっぱなしにしておく湿気がこもりホコリや汚れの原因になりますよ。
こういったメンテナンスのしすぎ、しなさすぎ、保管状況によっては寿命が縮まります。
一方で、ネットの小町や知恵袋で「10年以上つかってます」という声があるのは、適度なメンテナンスができていて、「あまり劣化に気づきにくい」か、「劣化していても気にしない」のどちらかだと思います。
いずれにせよ、シーズンの収納ごとに劣化の兆候をチェックしてください。場合によっては、延命できるかもしれませんよ。
羽毛布団の劣化の兆候
布団は少しずつ劣化が進んでいきます。以下の点をチェックしてみましょう。
羽毛布団の劣化の兆候として多いのは以下の5つです。
- 羽毛布団の中身が「団子」のような塊になる
- 羽毛布団から臭いがする
- 羽毛布団のカサが減った
- 羽毛布団の側地に汚れが目立つ
- 縫い合わせから羽毛でる
1つづつ兆候を説明しますね!
羽毛布団の中身が「団子」のような塊になる
押し入れやクローゼットに入れっぱなしにしておくと、湿気をすって羽毛が「団子」のように固り、ほぐれなくなります。コインランドリーや洗濯に失敗しても同じ状態になることも(^_^;
我が家、来客用として収納していたニトリの羽毛布団が団子になりました。打ち直し、クリーニングするほどの値段ではなかったので処分しましたが、あきらかに保管状態がよくありませんでした。
天日干ししてもとに戻ればOKですが、もどらなかければ買い換え時なのかもしれません。
羽毛布団から臭いがする
汗や皮脂、あとペットと一緒にねていると臭いが羽毛布団にしみ込みます。ただキッチリカバーをかけていればある程度は予防できます。
ただ、
- ・掛け布団カバーを頻繁に変えていない
- ・羽毛布団本体を定期的にクリーニングや洗濯をしていない
といったメンテナンス不足だと、臭いが染みついてしまいますよ。
羽毛布団の側地をみて、大きなシミ・黄ばみのような汚れが気になったら要注意。汚れが外側から羽毛本体にしみ込んでる証拠です。
クリーニング専門店に持ち込むか、もしくは洗濯をすれば復活するかもしれません。
羽毛布団が重くなった
羽毛布団が「重くなった?」と感じるのも劣化の目安になります。
長年つかっていると、汗や汚れで「なんとなく重くなった」と感じますよ。特に布団の上げ下ろしをする人は敏感に感じるようです。
重くなったと感じたら、お洗濯もしくはクリーニングで対処を。洗濯やクリーニングをすると汚れが落ちるので「軽くなった」という感想を持つ人が多いですよー。
羽毛布団のカサが減った
羽毛布団のボリュームが減っているのも劣化の兆候です。
ふわっとした感じが少なくなってきてるのは、布団の「羽」が折れてきている、つぶれているかのどちらかですよ。
カサが減ってくると
- 「あれ?羽毛布団薄くなった?」
- 「こんなにぺちゃんこだった?」
となんとなくとなんとなく気がつきます。
布団圧縮袋・無理な自宅での洗濯など羽がおれるようなメンテナンスをしてるのなら、やり方をを変えたほうがいいかもしれません。
羽毛の劣化で寒いなど、布団に不満を感じるなら寿命と割り切り、買い換えをおすすめします。
羽毛布団の側地に汚れが目立つ
側地の汚れをほっておくと、汚れの部分が生地が傷み、スレや破れの原因になります。
生地が丈夫なうちは洗濯やクリーニングができるのでメンテができますが、生地がよわってくると、破れてしまうので、メンテナンスもしにくくなります。
生地をチェックしてみて、クリーニング・洗濯などの対応を早めどうぞ。もし汚れた部分の生地が薄くなっているなら、買い換え時かもしれません。
縫い合わせから羽毛でる
普段つかっているときに、少しずつ羽毛が、中から抜け毛?しているのも劣化の兆候です。仕立ての縫製が経年劣化でほつれてしまい、あまくなっていますよ。
ぶわっと毛がでるというよりも、気がつくと、細かい羽・小さな羽毛がほんのり出ている感じです。
気がつかず、洗濯・クリーニングにだすと中身がでてしまうので、こちらも要注意です。
なにより羽毛布団のカサが減りますしね(;^_^A
羽毛布団の買い替えの時期
羽毛布団の劣化の兆候について説明しましたが「買い替える」かどうかは別の話。
個人的には「臭い」「寒い」「重い」といった不便さがなければ、
- 洗濯
- クリーニング
- 打ち直し
などのメンテナンスで延命してもいいのでは?と思います。
★羽毛布団のメンテナンスに関する記事★
ただ、「保管状況がよくなく「団子」になってしまった羽毛布団」「生地がすれている」は、残念ながら替え時かなーという印象がします。
毎年、羽毛布団をチェックしていますが、セールの時期があるので、安くなるタイミングをみて、買い替えもありかもしれません。
ちなみに、9月あたりからセールが始まり、真冬は比較的、お値段下がらないです。暖冬だとセールかけるお店がおおいですよ。ねらい目!!
同じ商品でも時期によっては価格や割引がかなり違いがありますので、お得にかえるチャンスをお見逃しなく。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
羽毛布団は安いものは1万円前後、高いものは10万円超え。かなり価格に差がある商品です。
でも、高いからといって「耐久性」が優れている商品ばかりじゃないです。むしろ生地が繊細な「絹」「綿」だったり、中にはいってる羽毛が繊細で上質なものなので、価格と耐久性・寿命は比例しませんよ。
もし高価な羽毛布団を購入したなら、定期的にチェックしてみてください。優しいメンテナンスを心がけることで寿命をうんと伸ばせるかもしれません。
逆に、ニトリなどで安い羽毛布団を購入した場合は、それほどメンテを気にするでもなく、「汚れたら買い替え」という考えも、もちろんありだと思います。
ただし、布団は処分をするときに、市町村役場に持ち込み料金がかかったり、粗大ごみでさせないことも多いので、別途料金や手間がかかる、こともお忘れなく!
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