最近、忙しくてまとまった睡眠時間がとれません。慢性的に寝不足です。そこで、気になったのが「短時間睡眠」という言葉。
- 睡眠時間を短くするって健康に良くないんじゃない?
- 短時間睡眠って命を短くしてるんじゃないの?
健康の面で心配ですが、短い睡眠で疲労が回復すれば、効率的に時間を使えるので、リスクはあっても、魅力的に感じます。
今回、巷でよく聞く短時間睡眠という言葉と、ショートスリーパーについて調べてみました。慢性的に睡眠不足の方は、ぜひ、ご一読くださいませ。
短時間睡眠とは?
短時間睡眠は、短い時間の睡眠で、身体と脳の疲れを回復する特別な睡眠法です。
では、何時間くらいの睡眠を短い睡眠と呼ぶのかというと、これが調べてみると定義はあいまい。6時間以下という情報もあれば、3~4時間という情報もありました。
さすがに3~4時間の睡眠は短いな、とは感じますが、6時間以下の睡眠の方なら大勢いるのではないでしょうか。ちなみに、睡眠不足がどのような影響を与えるかを説明した過去記事を念のためリンクします。
【過去記事】⇒不眠・睡眠不足の症状のまとめ
睡眠不足は様々な健康被害をもたらす原因なります。「短時間睡眠」が危険なイメージになるのもうなずけます。
ショートスリーパーとは?
一般的にショートスリーパーは、短い睡眠でも日中の活動を精力的に行える人をさす言葉です。有名な偉人では「エジソン」「ナポレオン」などが、ショートスリーパーだといわれています。
ショートスリーパーと呼ばれている人たちの睡眠パターンは特別です。浅い眠り(レム睡眠)と、深い眠り(ノンレム睡眠)を繰り返しながら、人は眠るのですが、ショートスリーパーはレム睡眠が圧倒的に少ない。深い眠り(ノンレム睡眠)の部分だけを、しっかり押さえて疲労を回復している。浅い眠りの部分を削っているから短い時間でも疲れが取れるのだそうです。
他にも、ショートスリーパーと呼ばれる人たちは、遺伝子レベルで細胞を修復する能力が高いという情報もありました。非常に一部の優れた特別な遺伝子をもった人たちということです。まぁ、私からしたら美男美女に生まれつくぐらい、特別な事に思えますが。
一方で、「短時間の睡眠でも、日中眠気もなく、普通に暮らせるよ!」という自己申告の方も、現代ではショートスリーパーと呼ばれています。
遺伝子レベルでのショートスリーパーと、生活サイクルを調整して短時間睡眠を身に着けた、後天的ショートスリーパーでは、個人的には大きく違う気がしますが、同じ「ショートスリーパー」という言葉で表現されています。短い睡眠で、日中生活できてるわですから、同じといえば同じですね。
ショートスリーパーと短時間睡眠の違い
- ・短時間睡眠
- ⇒6時間以下(3~4時間という情報も)で、日中精力的に活動できる睡眠法
- ・ショートスリーパー
- ⇒体質的に短時間の睡眠で細胞を修復する能力が高い人もしくは短時間の睡眠で日中精力的に活動ができる人
短時間睡眠ををしてる人=ショートスリーパーの図式が成り立ちます。
実際、遺伝子を調査したり、睡眠の脳派の測定する人は、そうそういないでしょうから、「俺、寝なくても全然平気!」という自己申告の人がショートスリーパーということになるのでしょう。
ちなみに、10代から20代で、2、3日寝なくても全然平気なのは、ありがちな話なので、このケースはショートスリーパーに当てはまりません。日常的に、短い時間の睡眠で、眠気も感じず日中生活ができるという人という定義で考えてくださいね。
2,3日、睡眠を3時間で過ごせたから「俺、ショートスリーパー素質あるんだわ」っていうのは、ちょっと違うかな~と思いますよ。
短時間睡眠は分割睡眠?
私は、短時間睡眠は「分割睡眠」とイメージかぶりました。まとまって睡眠が確保できない時には、不足分を仮眠で補う考え方です。
【過去記事】⇒仮眠でスッキリ。知らないと損する驚きの効果
実際、ショートスリーパーと呼ばれる偉人達も、仮眠を頻回にとっていたという情報もあります。疲れたら休む、これが人間の基本ではないでしょうか。
質の高い睡眠を取るためのコツ
短時間睡眠に限らず睡眠時間の質を高めるのであれば生活に注意が必要です。勿論、睡眠時間が短いのであれば、なおさらです。これは、睡眠の質を上げるために注意したい項目です。
- ・起きる時間を一定にする
- ・寝る時間で調整をする
- ・規則正しい生活をする
- ・寝る前に消化の悪いものを食べない
起きる時間を一定にするのは、朝の光を浴びて、体内時計をリセットするためです。
【過去記事】⇒生活のリズムを整える。不眠改善への基本的な考え方。
疲れがたまってどうしても、身体がつらいというときは、朝寝坊するのではなく、夜寝る時間を早めにしましょう。寝る時間を調整し、朝決まった時間におきれば、比較的身体への負担は少なくすみます。寝る時間で睡眠時間を調整するのですね。
短時間睡眠の生活を取り入れながらも、規則正しい生活を送りましょう。ここを押さえておかないと、生活リズムの乱れが不眠を招きます。短時間睡眠を取り入れた事で、昼と夜との体内時計が逆転してしまったり、眠いのに眠れないといった症状がでてしまいます。
もう1つ、これは絶対条件なのですが、寝る前に消化の悪いものを食べない(笑)
毎日、深夜2時に寝る生活を送っていて、規則正しく毎日深夜1時に、がっつり食事をとるというのは、いくら規則正しい行動でも、良質な睡眠という点では、ちょっと行動がずれてます。がっつりカレーとか、からあげとか食べてしまうと、食事を消化するのに胃腸ががんばってしまい、良質な睡眠がとれませんよ。
どうしても、深夜食事をとるのであれば、軽めの食事にしましょう。
以上の点に注意し、仮眠を効率よくとれば「短時間睡眠」(分割睡眠)でも、比較的、健康被害は少なくて済むのではないかと思います。
短時間睡眠の感想
実際、私はいま分割睡眠を取っています。やむを得ずです。
今、繁忙期なので、夫の帰宅がおそく、12時過ぎです。最寄の駅まで車で迎えにいっています。そして、夫の食事の支度をし、片付けをすると、布団に入るのは2時近くになっています。(その短時間の睡眠も、夫のいびきで、ぐっすりは眠れません)
早い時には早朝5時半に起きて、夫の弁当を作り送り出します。そして、真美自身も仕事がある日は1時間かけて満員電車にゆられ、職場にいき午後4時まで仕事をしています。
別に、ショートスリーパーがカッコイイとも思いませんし、別に人生の時間を有効に使いたいとか、崇高な目的があって、睡眠時間を減らしてるわけではありません。
生活のため、仕方なくそうしてるのです。
真美だけでなく、私と同じ40代、50代の主婦の方だと、家族の都合で、まとまった睡眠時間を取れない方も多いと思います。お子さんの塾の送り向かえや、娘さんを駅まで車で迎えにいくとか。
病むを得ず、まとまった睡眠を取れない方は、是非とも、仮眠を有効に使い分割睡眠を試してみてください。そして、短時間睡眠(分割睡眠)の質を上げる工夫をしてみてください。
全く寝ないよりは、マシです。本当に、私、寝れなくて失神しそうになります。
充分、寝る時間が確保できるけれど、もうちょっと遊びたいといった目的で短時間睡眠(分割睡眠)を取り入れる方は、注意が必要です。何をするにも自由ですが、自己流の短時間睡眠は健康リスクが伴う事を承知の上で、取り組んでくださいね。
睡眠に関する記事が一覧できるのはこちら。
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