寒い季節にはかかせないのは羽毛布団ですね。とっても暖かいと評判なのですが、選び方が難しい寝具なんですよ。
実際、羽毛布団を買ったけどさほど暖かくなかった、という口コミもあったり、一方で「すっごく暖かかった」とう絶賛の声があったり。
そこで今回は、羽毛布団の品質の目安になる「産地やランク」「ラベル」の違いについて紹介しますね。基本的な知識さえあれば、大きく失敗しません。
羽毛布団の購入を考えてる方は是非参考になさってくださいね!
羽毛布団の産地のランクについて
まず、羽毛布団の品質の目安が「暖かさ」です。この暖かさで、羽毛布団のグレードがきまります。
暖かさを左右するのは
- 羽毛の質
- 羽毛の量
が関わってきます。
一般的に「寒いところの鳥の羽毛が暖かい」です。羽毛布団にはいっている「産地」をチェックしてみてください。同じ仕立て、同じ羽毛の量なら「産地が寒い」方がランクが上になっていますよ。
よく見かける産地はこのあたりですねー。
- スペイン
- ポーランド
- ハンガリー
- フランス
- ブルガリア
- 中国
実際にどの国が寒いか、わかりにくいと思うので世界地図をイメージしてください。
一般的に高級といわれている産地はポーランドですよ。
羽毛のダックとグースの違い
羽毛は産地によっても質が大きく左右されますが、そもそもの鳥の種類によっても違いがあります。
羽毛として利用されている水鳥は2種類。
- ・グース(ガチョウ)・・・ダックよりも鳥が大きいので、羽も大きい。空気をはらみ温かい
- ・ダック(アヒル)・・・・グースよりも羽は小さい。
グースの方が「羽毛としては質が上」になるわけです。
ただし「暖かい産地のグース VS 寒い地域の ダック」という組み合わせもあるので、一概にグースの方が暖かいとは言い切れません。見極めが重要ですねー。
1ついえるのは「ポーランド産のグース」は、ランクが高いということです。
羽毛のマザーグースのランクは?
さらに言うなら、水鳥も「親」と「子ども」では羽根のボリュームが違います。もちろん、羽根が大きい方が、空気をはらみ暖かいのでランクが上です。
羽毛に「マザー」という言葉がついていたら、まったく同じ品質ならランクが上だと思ってください。
こちらも、産地や鳥の種類との掛け合わせなどあるので、見極めが重要です。
羽毛だけの品質だけでいくなら、「ポーランド産マザーグース」が最強ということですかね??
羽毛布団のラベルの違いについて
羽毛の暖かさの比較だけでいくと、「ポーランド産マザーグース」がランクが上になるんですが、羽毛布団トータルでみるとそうでもないです。
羽毛布団を仕立てる時に、
- 布団の布の仕立て
- 羽毛の量
など、テクニック(?)的にカバーしているからです。産地が南側の水鳥でも、十分に暖かい羽毛布団もありますよ。
そうなると見分けがつきにくくなるので、羽毛布団をトータルの暖かさを判断する「ラベル」が登場します。
ラベルでよくみかけるのは
ですね。毛の品質をチェックする団体だと思ってください。このラベルを基準に暖かさを選ぶと目安になりますよ。
日本のほとんどの製品は、2つの団体の「ラベル」がついているのですが、西川ブランドだけは別です。独自の「暖かさ基準」で判断しているので、選ぶ時は「西川 VS 他の製品」になるのかなーと。
西川製品同士での比較はしやすいですが、他の製品との比較がしにくいのがネックですね。
羽毛布団のゴールドラベルのランクについて
羽毛布団のランクを示す時に、よく耳にするのが「ゴールドラベル」という言葉ですね。
「日本羽毛製品協同組合」を例に、ゴールドラベルの説明をしますね!
羽毛は、そのふくらみ具合で性能が決まります。
日本羽毛製品協同組合では、高品質な羽毛をさらに「ダウンパワー(dp)」毎に
4つのグレードに分けてゴールドラベルを発行しています。
引用:HP日本羽毛製品協同組合
要は「ゴールドラベル」は品質的にOKという意味です。さらに、ゴールドラベルのグレードに違いがあり、温かさのランクや性能を表します。
このラベルの色が羽毛ふとん選びの目安になりますよ。
左から順番にゴールドラベルを紹介しますと
-
左)プレミアムゴールドラベル440dp以上
- 右)ロイヤルゴールドラベル400dp以上
-
- 左)エクセルゴールドラベル350dp以上
- 右)ニューゴールドラベル300dp以上
さすがに、プレイミアムゴールドラベル・ロイヤルゴールドラベルになると5万円以上するのもざらですが、エクセル/ニューゴールドあたりのラベルだと、比較的お値打ちに購入できます。
ただ、ダウンパワーが髙ければいいというものでもないんですよ。羽毛布団をどれくらいのシーズン使おうと考えてますか?暖かい地域にお住まいで、ダウンパワーが高いものをかってしまって、1年のうちの限られた時期しか羽毛布団が使えませんよ。
羽毛布団は熱量を調節するといっても限界はありますからね。ですので、
- お住まいの地域
- お家の環境
- お部屋の向き
- 寝る時に暖房器具をつかうか
など、「使用する人の状況・環境」に合わせてダウンパワー(ランク)を選んでくださいね。
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まとめ
色々と紹介しましたが、羽毛布団の品質の目安は「暖かさ」だけではありません。
布団に仕立てる時の「洗浄の仕方」「管理方法」によっては、使ってるうちに「臭い」がでてきたりトラブルがおきるからです。
実際に羽毛布団を購入するときに、心配だったので、お店屋さんにいたベテラン羽毛布団販売員に「暖かさ以外の品質ランクはどうやって見分けるの?」と聞いてみました。
回答としては
品質に関しては、「日本羽毛製品協同組合」のラベルが付いてるので、よほど大丈夫。でも、羽毛自体は「生き物」からとったものだから、羽の匂いが気になる人は気になるし、気にならないっていう人は、全然きにならないんだよ。
そもそも、粗悪品なら品質向上を目指している「日本羽毛製品協同組合団体」のラベルを発行してもらえないから、と言われました。このゴールドラベルがついてる商品はひとまず、安心と思ってよさそうです。
ただ、粗悪品も混じることもあるようで(^_^; あえて、西川ブランドからしか選ばないし!おすすめしないとうショップさんもあるほどです。
ここが羽毛布団の選び方の難しいところ。
いろいろと実際にラベルをチェックしてみてください。品質と価格の相場のバランスがチェックできるのでおすすめです。特に楽天の口コミと合わせると知識がつきますよ。
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